若手でも大規模なプロジェクトに関われるチャンスがある!24歳・3DCGクリエイターインタビュー
こんにちは!好きな自分で学べる“メタバースの学校”「MEキャンパス」です。
新しい市場であるメタバース業界では、年齢を問わずさまざまなクリエイターが活躍しています。
そんな注目を集める分野で活躍している、現役若手クリエイターへのインタビュー企画がスタート!実際のお仕事内容や身に着けるべきスキル、やりがいや今後の目標などを伺います。
今回は、3DCGクリエイターとして働く田中 颯(たなか はやと)さんにお話いただきました。
VTuberのステージ演出を手がける!3DCGクリエイターの仕事
- 田中さんの現在のお仕事について教えてください。
MEキャンパスを運営する株式会社Brave groupのシステム部に所属し、 VTuber(2Dまたは3Dのアバターを使って活動しているYouTuber)向けのステージデザインや演出、撮影、モーション管理など、3DCGの領域を幅広く担当しています。
- どのような経緯で今のお仕事に就くことになったんですか?
工業高校の電気科に通っていたのですが、将来的にその業界で楽しく働くイメージが持てず...。アニメが好きだったので、エンタメ業界に入るために専門学校のCG映像科に進学しました。ただ絵を描くことは得意ではなかったので、コンポジット(実写映像など複数の素材を編集ソフトを用いて組み合わせて合成すること)を中心にCG技術を学びました。
VTuberが流行り始めたことで興味を持ち、専門学校時代にはクラスター株式会社でインターンを経験。その後、21歳の時に映像会社に入社し、CGを用いた企業研修用ビデオ制作を行い、22歳の時に車のカタログ・サイト制作を手がける会社で、CG制作を経験しました。しかし、エンタメ業界への思いを捨てられず、現在のBrave groupへの入社に至ります。
- 3DCGに興味を持ったきっかけを教えてください。
小学生の頃、Minecraft(マインクラフト)というゲームにハマり、当時はただゲームを楽しむだけだったのですが、高校生の時にクリエイターになりたいと思うようになりました。専門学校進学後に、具体的に今のCGの仕事に興味を持つようになりましたね。
仕事を通じて学んだこと、3DCG制作のやりがい
- 印象的な仕事はありますか?
Brave groupにジョインして、初めて担当した「RIOT MUSIC」さんの仕事は印象に残っています。新しいキャラクターのダンス動画用のステージ作成を担当したのですが、ゼロからヒアリングを重ねて作り上げました。今までいた業界では設定資料が詳細に用意されていてそれをもとに制作することが多かったので、プロダクト業界と映像業界とのギャップを感じて印象に残っています。
- 実際に働き始めてから学んだことはありますか。
専門学校でCG分野の考え方は学びましたが、新しい開発領域でわからないことは無限にあるので、今でも調べながら実践しています。社会人になって“気合い”を学んだとも言えますね(笑)。
チームの先輩や開発者に質問したり、フォーラムに参加したり、日々勉強するようにしています。
- 尊敬するクリエイターさんはいますか?
ヨルシカの『春泥棒』のアニメーションミュージックビデオなどを手がけるMORIE Inc.さんの作品はすごいと思いますね。
カットチェンジやコンテなど、全てがチャレンジングで新しい表現が詰め込まれています。アーティスティックで素敵ですよね。
- 3DCG制作でやりがいを感じるのはどんな時ですか。
専門学生時代に作品展に映像を出展したことがあるのですが、そこで評価を受けたのは嬉しかったですね。ビッグサイトの会場で、プロジェクションマッピングを映し出すコンテストに参加したこともあるのですが、やりがいがありました。
現在のIP(キャラクター事務所)との仕事は、プロデューサー、プログラマー、3DCGデザイナーの4〜5人の体制でチームを組むことが多いのですが、「世界観」を表現できた時に達成感を感じます。360度どこから見ても整合性が取れている空間をデザインする必要があるので、今後も細部の演出までこだわって、チームで今までにない表現に挑戦したいですね。
「デザイン」と「発想力」を大切に。3DCGクリエイターになるために必要なこと
- 3DCGクリエイターの仕事には、どのようなスキルが必要だと感じますか。
「デザイン」と「発想力」が必要だと思います。入って楽しいと思える空間の「演出」や「体験価値」を考えられることが重要。
たくさんの映像を見たり、映像展や芸術祭に行ったり、アートに関する書籍を読んだり、とにかく多くのインプットをして、セオリーを身につけることが仕事に活きるはずです。
- 学生時代にやっておくべきだったことはありますか?
ポートフォリオを企業用にカスタマイズすることですね。
自分の色を出すタイプの人もいますが、アーティストではなくクリエイターを目指すなら、企業向けに要件定義に沿ったものを作れると効果的な自己PRに繋がります。
- これからクリエイターを目指す方へメッセージをお願いします。
例えば現在「Palette Project」と「あおぎり高校」による大規模なオフラインライブのフロアディレクターとして、スタジオ業務とステージ制作の両面を担当しているのですが、現実世界のライブ演出には相当な経験がないと携わることができません。
ですが、3DCGのスキルを身につけたり、新しい市場であるメタバース分野であれば、若手でも裁量を持ってプロジェクトに関わることができます。
それを実現するためには、コミュニケーション力が必要。自ら質問しながら、行動していくことが重要です。
今後はメタバースの生活圏が広がっていくことも予想されます。皆さんが活躍できるチャンスはこれからも増え続けるはずです。
メタバース関連の求人でも「3DCGクリエイター」はニーズの高い職種です。3DCG制作のスキルを身に着けることで、メタバース分野での活躍も期待できるでしょう。
MEキャンパスでは「メタバースCG専攻」をご用意しています。(※メタバースプロダクション専攻にも「CG基礎」の内容は含まれています。)
またコースを通じて自分だけのポートフォリオを作成することができ、メタバースクリエイターになるための1歩を後押しします!
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