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文献抜き書きノート

こんばんは。今日は研究に関する作業の話。

今の指導教官から大学3年の秋に勧められたことで、卒論の頃から続けているものに、文献の抜き書きノートを作ることがあります。ノートと言っても、ワードファイルに文献ごとにひたすらタイプするだけなのですが。読書ノートとはまた違った抜き書きノートです。

ワードファイルの冒頭に書誌情報を書いたら、後はひたすら大事そうなところや引っかかったところをタイプ入力します。必須なのはページ数で、必要に応じて章ごとのページ数やそこで引用されていた議論の書誌情報なんかも大学のデータベースで検索できるようにメモしておきます。それを延々と繰り返す。それだけですが、すでに結構な量になっています。

地味な作業ですが、レポートや論文を書く際に、記憶の片隅に引っかかりやすいしサクッと引用できるのが利点です。それから私は文献フォルダを関連領域ごとに一応整理しているので、なんとなくこの辺を読み返すか、みたいなのもできます。

教授曰く、何を読んだか、どこを気にしたかは時間ともに忘れてしまうけれど、パソコンは忘れないでくれると。文字通り外付けハードディスクだから、抜き書きノートの入ったフォルダ内で検索をかければ一人ブレーンストーミングができるよ、とのこと。5年くらいだと意外と抜き書きするところはブレないそうです(一度読んだ文献をもう一度読んで抜き書きをしてしまったことがあったそうで、その時にほとんど同じところを引いていたらしい)。10年経つと変わるとか。まあ10年後研究をしているとは考えにくいのですが、そういうものなのでしょう。

ネットで以前「大学院 研究ノート」みたいな検索をかけて、出てきたものを見る限り、グラフや図を多用する分野だと読書ノートの作り方は違うようですが、私は教授にお薦めされた形式で2年目の文献蓄積をやっています。ブレーンストーミングができるほど雑多に読んで書いているわけではないので、もう少し色々読むようになったらまた見えてくるものがあるのかなと期待しています。

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