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昼寝の効果と注意点について

はじめに

 こんにちは、もんてです。

今回は近年効果が確認されつつある"昼寝"についてお話しします。

今日ではグーグルやウーバーなどの大企業も昼寝を推奨しているほどです。

そんな昼寝ですがどんな効果やメリットがあり、また昼寝の効果を上げるテクニックについて見ていきたいと思います。

昼寝の効果

 昼寝が効果的であることを示す研究は実に様々です。

例えば、空軍パイロットを対象にNASAが行なった研究では、40分の昼寝パフォーマンスが30%以上改善注意力は100%回復したことが報告されています。

他にも、2006年にオーストラリアフリンダース大学のレオン・ラック教授が行った研究によると、頭の働き、能率、覚醒レベル、反応時間を向上させるには10~15分の昼寝がベストとのこと。

また、この昼寝の時間だと高い覚醒と能率のレベルが2~3時間も維持することも指摘しています。

しかし、5分の仮眠では上記の効果は確認されなかったことと、25~30分も昼寝をすると、目覚めが悪くなりかえって倦怠感や眠気を感じたという報告もあります。

さらに別の研究も挙げると、パリ第5大学の論文では30分の昼寝で睡眠不足によるホルモンの異常が回復するといった報告もあります。

 このように昼寝の効果は実証されているものの、適正な昼寝の時間は研究によってばらつきがあることも事実です。

そのため、昼寝の最適な時間を断定することはできませんが、おおよそ15~30分の昼寝がベストだと考えて良いと思います。

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昼寝の効果を高める方法

 近年、昼寝の効果を高める方法として注目されているのが「コーヒーナップ」です。

コーヒーナップとは、コーヒーを飲んでから昼寝をすることです。

やり方は極めてシンプルで、昼寝の直前にコーヒー1杯を短時間で飲んでから15~20分の昼寝をする。これだけです。

「コーヒーなんて寝る前に飲んだら寝られなくなるんじゃないか」と思われたかもしれませんが、普通に昼寝をした時よりも目覚めがよくなり、生産性も上がることが科学的に示されています。

広島大学が行なった実験によれば、コーヒナップによる昼寝で主観的な眠りとパフォーマンスレベルにおいて1時間ほど効果が続いたとのことです。

言い換えれば、1時間は眠気を一切感じず、かつ昼寝後1時間はパフォーマンスが特によかったということです。

なぜ、コーヒーを飲んでから15~20分間昼寝をするといいのでしょうか。

それは、カフェインが脳に到達するのに20分かかるからです。

カフェインが脳に到達すると、アデノシンと呼ばれる物質の働きが弱まり眠気が抑えられます。

20分寝ることで得られるリラックス効果カフェインによる覚醒作用が同時に起こることで相乗効果が得られます。

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 実際に僕も昼寝の前にはコーヒーを飲んでいますが、普通に昼寝をした時と比べて、目覚めの良さは雲泥の差があり、絶大な効果を体感しています。

おわりに

 「仕事中に寝るとはなんて愚かなことだ!」なんて言ってくる人がいれば、上記の研究を紹介してください。笑

「疲れた」「なんだか頭がボーッとしてきた」と感じた時はリラックスのために昼寝を積極的に行うとよいでしょう。

しかし、過度な昼寝はかえって健康を損なうことがあらゆる研究で指摘されています。

ただ厄介なことに、具体的にどれくらい昼寝したら寝過ぎになるのかの定義は研究者によってあいまいなためはっきりと言えないのが正直なところ。

現状では15~20分の昼寝が最も効果的、長くても40分までに留めておきたいところです。

また、昼寝の理想の時間帯は14~16時の間と言われています。

これは、人間は朝起きて4時間後に最も目が冴え8時間後に眠気がやってくるからです。

そのため、朝6時に起きると14時に眠気が、朝8時に起きると16時に眠気がくるといった感じです。

16時以降にがっつり昼寝をしてしまうと、夜に寝つきにくくなるので推奨されていません。

昼寝を武器にできれば、あなたの1日のパフォーマンスも劇的に変わってくると思いますので積極的に取り入れてみてください。


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