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「キュウリの水分率」

 テレビのクイズ番組で、野菜の水分率についての出題があり、トマトよりキュウリの方が水分が多いことを知って、意外に思った。

 そこで、キュウリの実力がどの程度のものなのか、「食品成分表」なるものをネットで探し出して比較してみた。

 それでまた驚いてしまった。なんと、温州ミカン、レモン、スイカよりも、キュウリのほうが水分が多いのだ。

 さらに、牛乳、白ワイン、バレンシアオレンジジュースも、み~んなキュウリに惨敗(笑)

 キュウリ恐るべし!

 喉が渇いたときは、オレンジジュースを飲むより、キュウリを齧ったほうが良いということになる。

■以下は食品成分表からの抜粋
キュウリ 95.4%
トマト  94.0%
レモン  90.5%
スイカ  89.6%
温州みかん 86.9%
白ワイン 88.6%
バレンシアオレンジジュース 87.8%
牛乳   87.4%


 トマトの実力もなかなかのものである。

その後、もしかすると他にもっと意外なデータが得られるのではないかと思い、野菜、果物、嗜好飲料の3分野に絞って、調べてみた。

 すると思った通り、
 かなり意外な結果が出てきた。

 昨日の数少ないデータでは、トマトがキュウリの次に位置していたが、ふき、りょくとうもやし、白菜、そして大根までもが、トマトより水分率が高い。

 多くの野菜が、スイカや柑橘類より上位に来るのも意外だ。

 玉ねぎ、生姜、人参など、多くの水分を含んでいそうにないものまでが、グレープフルーツより上になる。

 これはもう、意外というより、どうにも信じ難い。

 同じく、かぼちゃがレモンより水分率が高いというのも、「まさか?」という感じだ。

 飲料に目を移すと、昨日牛乳に意外と水分が少ないのを意外に感じたが、コーラやワインもそれに近い数値を示す。

 レモンジュースがレモンより水分率が高くなるのは納得できるが、バレンシアオレンジやグレープフルーツは、逆にジュースのほうが、水分率が下がる。これはどうにも理解し難い。

 健康ブームの昨今、ビタミンやミネラルのことは話題になるが、水分率のことはあまり話題に上がらない。
 イメージと実測値にかなり食い違いがあることが分かって面白かった。


 ■食品水分率ランキング

 ふき 葉柄     95.8%
 キュウリ      95.4%
 りょくとうもやし  95.4%  
 白菜        95.2%

 大根 根茎     94.6%
 トマト       94.0%
 つわぶき 葉柄   93.3%
 なす 果実     93.2%
 キャベツ      92.7%
 ニラ 葉      92.6%
 ほうれんそう 葉  92.4%
 大豆もやし     92.0%
 深ねぎ       91.7%
 生姜 根茎     91.4%
 レモンジュース   90.5%
 うめ 生      90.4%

 玉ねぎ       89.7%
 スイカ       89.6%
 人参 根      89.5%
 グレープフルーツ  89.0%
 もも        88.7%
 バレンシアオレンジ 88.7%
 グレープフルーツジュース 88.7%
 赤ワイン      88.7%
 白ワイン      88.6%
 夏みかん      88.6%
 コーラ       88.5%
 日本なし      88.0%
 バレンシアオレンジジュース 87.8%
 牛乳        87.4%
 温州みかん     86.9%
 日本かぼちゃ    86.7%
 レモン       85.3%

 キウイフルーツ   84.7%
 ぶどう       83.5%

 焼酎乙類      79.5%
 焼酎甲類      71.0%
 ウィスキー     66.6%

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