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伊豆大島に行ってきた!その4

お久しぶりです。全く更新してなくて申し訳ないです。あれからいろいろありまして忙しかったり、メンタル的になかなか物を書くということができなくなったりしていましたがもう大丈夫です。
いろいろ写真を撮りながら、かつnoteに書くことを意識しながら旅をしていたから記憶は鮮明だ。それでは続きを読んでくれればありがたい。

続きは三原山に登るぞ!というところだったな。さっそく見ていこう。

僕は宿を出るとさっそく三原山登山道に向かった。三原山を登るにはいくつかコースがある。裏砂漠を経由したり、温泉宿から出発するコースなどがある。

今回僕は三原山山頂口から噴火口をお鉢巡りしてから帰ろうと思い原付をかっ飛ばした。大島メモリアル公園の傍を原付でかっ飛ばしていると、なんと通行止めだという。

平和そうな公園
通行止めだと…!?

さすがにこれを勝手に侵入することはできないだろう。急遽予定を変更して三原山温泉から山頂に向かい、お鉢巡りをして帰ることにした。

三原山温泉は三原山山頂近くにある温泉施設だ。観光客はバスや車、原付などでホテルに泊まりに来るほか、登山客も温泉を利用することができる。しかし何よりの楽しみは登山を楽しみ、温泉で汗を流しておいしい料理に舌鼓を打つことだろう。

この温泉宿の脇には三原山山頂に向かう道がある。

ここから進んでいく。

ここは「再生の一本道」と呼ばれる。「こもれびトンネル」と「いつか森になる道」から構成されている道だ。
簡単に言えばこの道は、噴火により破壊された植生の再生について言っているのだ。

噴火口から遠い、つまりホテルに近いところほど木々が再生しており、噴火口に近づくにつれて木々が少なくなっていく。
登山客はホテルから出発すると過去にさかのぼり、逆にホテルに帰る道では未来へと進んでいくのだ。

それでは出発だ!というところで急に雨が降ってきて急いでホテルに戻った。なんとこの時に山頂方面からランニング客がやってきた。まさか噴石でゴロゴロした登山道を走ってきたのか…。

何はともあれいったん撤収し、仮に雨が止まないようなら中止にしようと思ったが以外にも30分ほどで雨が止んだ。一応心配なので傘をホテル内で購入して、出発進行だ!

準備万端

ここが「こもれびトンネル」だ。晴れていれば文字通りこもれびが差すトンネルなのだろう。

こもれびトンネル

さて、ここから「いつか森になる道」に入るようだ。ここからは進むにつれて植物が少なくなっていく。

これが森になるのか…

見渡す限り似たような景色が続く。ここに生えているのはほとんどが「虎杖」だ。

ほとんどこいつしか生えていない

もちろん他の種類の植物も生えているのだろう。名前はわからないが一つ言えるのは、噴石から構成された貧相な地面でも育つ植物であるということだ。これが何十年何百年もたち地面が出来上がると他の草花や木々も現れるのだろう。
しばらく似たような景色が続くが我慢してほしい。
ところで虎杖は食べられる植物なのに名産ではないようだ。なぜだろう?

地面がさらさらした土ではなく、ざらざらしていて、山頂に近づくにつれてゴロゴロとしてきて一層体力が奪われる。持ってきた軽食をつまみながら前に進んでいく。

ここ先はジオ・ロックガーデン
間近で見ると砂粒が大きいのだ

ここは「ジオ・ロックガーデン」といい地面というより石や岩の上を歩く感じになる。
とはいえ人間が歩くところはそれなりに整備されていて安心してほしい。興味本位で登山道から外れようと思うと岩しかないので歩くことが非常に困難になる。まぁ行きたくても体力的にも普通の人間はいけないと思うが。

さてさて、さらに進むと今度は溶岩が固まった巨大な岩が見えてくる。

巨大な岩…
賽の河原の‥ではなく単にこの形らしい
お鉢巡りはまだ先だ

よくある山の巨大な岩と違いごつごつとしていて、色が黒く形も歪なので畏敬の念が現れてくる。岩肌に虎杖などが育っている様子はまるで巨大なモンスターが封印されているようで、すぐにでも岩肌が真っ赤になって動き出しそうな恐さがある。

進んでいき、ようやくお鉢巡りの部分に到達した。反時計回りに周っていこう。ここにはなんと神社があるのだ。


古来より伊豆大島の人は島内の巨大火山に畏怖を感じていた。そんな山に恐れと敬意を示し神社を作ったのだ。

そしてさらに進むと有名な「ゴジラ岩」というものが見えてくる。ゴジラは1984年の作品のエンディングで三原山の火山に鎮められたらしく、それ以来三原山といえばゴジラの聖地となり、多くの人が訪れるようになったのだ。

余談だが戦前では三原山は自殺の名所で、飛び込み自殺をする人が絶えなかったらしい。その発端となったのは一人の女学生。結婚を嫌っていたが当時の価値観では認められず、それを苦に自殺してしまった。彼女の死を見届けていた女学生も新聞の報道を機に面白おかしく伝えられ、それを苦に自殺し、それ以降三原山は自殺の名所となってしまった。ゴジラはそんなイメージを払拭してくれたヒーロ―でもあるのだ。

ではいくぞ!

これがゴジラ岩だ!

???

あっ…え?いや…えっ?これがゴジラ…?

いや撮れっていうけどさ、…えっ?小さくない?ゴジラっていうともっと巨大でさ、何十メートルとまでは言わないけど数メートルの巨大な岩でさ…
……………。

拡大したけどさ…

まぁ…ゴジラなんだろうなぁ…。そういうことにしよう。

さてさてこのままお鉢をめぐっていくと遠くまで見渡せる。

足元には溶岩の固まったものが

きれいだぁ。こんなに風が吹いて気持ちよく遠くを見渡せたら新聞の報道なんかなくても自殺する人がいてもおかしくはなさそうだな。それが自然の力なのかもしれない。

そうして歩いていると火口が見えてきた。

写真ではうまく伝わらないかもしれないが、とても巨大で、吸い込まれそうな不思議な力がある。
火口の周りの崖もとても巨大で、遠くから見るだけでも恐ろしさを感じる。

凄まじくでかい崖

火口周りはより一層岩がごつごつしていて、斜面も急で自然の力をひしひしと感じることができ、同時にいつまでも見ていたくなる美しさも兼ね添えていた。

さてさて、帰りの船の時間に間に合うように余裕をもって帰ろう。また来たくなる絶景だったな…。

夏だからクワガタ探したけどいなかった
原付をかっ飛ばす❗️

泊まっていた宿に荷物を取りに帰り、原付を返却して船の出る岡田港に向かう。もう大丈夫だろうから言うけど泊まっていた宿にNHKが来てた。「ダーウィンが来た」あたりだろうか?それとも「ブラタモリ」?

あとはのんびり施設やお土産店を覗いたり、お昼ご飯を食べて帰ることにしよう。
さらっと写真で紹介しよう。

これはお土産屋さん

元町港の切符売り場

この日は岡田港発なのでガラガラ
だってさ

岡田港近くの食事処の蕎麦

ポスター

帰りはジェット船で帰るぞ。行きの大型客船と違い一時間半で東京に着く。

トビウオ撮れなかった…
海上施設
東京湾は船ばっかり

トビウオが飛んでいるのを見たのだが写真を撮る前に着水してしまった…。
そして東京に近づくにつれて水が濁ったのを感じるとともに、東京湾は非常に船や海上施設が多いのだと感じざるを得ない。

着いた~。

一泊二日の弾丸旅行だったが非常に充実かつ濃密な二日間だった。帰りはおいしいものを食べて帰ろう。


帰りはラーメンを食べることにした。行きもラーメンだった気がするけど(笑)

京都に本店を構えるラーメン屋だ。銀座という立地もあり非常に高級感あふれるおいしいラーメンのようだ。


美味しそう〜

めっちゃうまい!疲れた体に染みるぅぅ。

ではでは、最後少々駆け足になったが最後まで読んでくれてありがとう、また見てくれれば幸いだ。

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