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理系大学生の東南アジアの旅第2部4

ではでは、4回目の記事を紹介するぞ。

この日僕は行くところを決めていた。それはKLCC水族館だ。長さ90mにもなう水中トンネルが有名な水族館だ。日本では見ることができないので是非見てみたいと思っていたんだ。

ところでKLCCとは何ぞやと思われるかもしれない。KLCCはKuala Lumpur City Centreの頭文字を取ったものであり、水族館はペトロナスツインタワーと呼ばれるクアラルンプールのランドマークでもある建物の地下に存在する。このタワーはオフィスビルとしての側面のほか、商業施設としての役割もあり、多くの人で賑わう建物である。特に地上370メートルから望む夜景はまさに百万ドルの夜景らしい。あいにく僕は昼間に行くのだが入れるようだったら入るつもりだ。

ちなみに余談になるがペトロナスツインタワーは片方が日本にハザマ、もう片方を韓国のサムスン物産建築部門が担当している。それぞれが互いに競いながら建築したとか、日本だか韓国のタワーが傾いているだとか・・・。

建築途中では日本の担当していた建物が25 mmほど傾いていたらしい。調べると韓国側も傾いているとかなんとか色々出てくるが、とにかく言えることは両国が互いの威信をかけて猛スピードで建築を行いたった29ヶ月で数百メートルの建物を完成させたということ。そして建物の傾きに関しては、両国の技術者が頑張った!ということだな。ブリッジを架けて傾きを解消したとかそんな話があるけど確かな話なのか確証が得られなかったのでここでは紹介しない。また、韓国側の建物が傾いていて評判が悪くテナントの入りが悪いとかいう話もあるけど、どうも信用しがたい話なので実際に行くときはあまり気にしないように。

さて、水族館に行くにはKLCC駅というところから降りて地下通路の案内に従っていけばいい。途中でKLCC公園に出ることになるが散歩にちょうどいい距離だ。途中ではペトロナスツインタワーを見上げることもできるし、南国らしい木を見ることもできる。

ところでなんでいう名前の木なんだろう?

とはいえ暑いので水分補給は忘れずにね…。

謎の飲み物。さっぱりして美味しい‼️
この辺みたいだけど…

着いた着いた。ここが入り口らしい。

ここだここだ

料金を見ると外国人75RMとマレーシア人52RMなので大体日本円では600~800円程度の差がある。Mykadとは日本でいうマイナンバーカードのことだ。日本でもインバウンドが問題になっているので国民と外国人で料金に差をつけてもいいと思うな。
ではでは、話が逸れてしまったがさっそく見学だ。

一番最初に目に入ったのはピラニアの水槽だ。奥には骸骨が置いてあり外国らしい展示方法だ(笑)。

次は浅瀬の生き物、そして何故かミーアキャットがいて魚がいたと思うと蛙がいて蜘蛛がいてクワガタいて…この水族館は魚以外にも陸上生物を展示しているらしい。

手は入れちゃダメ
ミーアキャット
小魚?
クワガタだ!
ひぇぇ蜘蛛だ
でっぷりしたカエル
でっかいキリギリス

事前に調べていたのは水中トンネルだけだったのでこれは驚いた。とはいってもそんなに数多くいるわけではなくすぐに見終わってしまう。
道なりに進んでいくと巨大な筒状の水槽に魚が入っているものが見られる。熱帯雨林に住んでいる魚だろうか。日本で同じことをやれば金魚が代わりに入っていそうな感じだ。

ガーだ!
ちょっと反射して変な風になっちゃったかな…

人間が捨てるプラスチック製品による海洋汚染に訴えかける展示もあった。みんなごみはちゃんと捨てようね。

プラスチックを食べる生き物がいるんだって!
ゴミでできた服

このまま進んでいくと突然長い行列にぶつかった。いったい何だろうと思ていたのだがこれが水中トンネルらしい。エスカレーターのように床がゆっくりと移動していくのでどうしても行列ができるのかもしれない。

ここから入っていくみたい
おぉ〜
みんな大興奮
ダイバーの作業を邪魔する魚達
お疲れ様です。

凄かったなぁ。まるで別世界に行ったみたいだ。マレーシアに来て本当に良かった。まぁ、まだ旅は始まったばかりなんだけどね。

最期は水族館おなじみのクラゲの展示やお土産屋さんなんかがあって面白かった。みんなもマレーシアに来たら是非見てほしい。

ジェラートが売ってたので一つもらった
海外もクラゲコーナーがあるのね
海の生き物の剥製

このあとはツインタワーの展望台に行きたかったのだがなんと夕方まで売り切れとのことだった。さすがに何もせずタワーの中にいるのも時間の無駄だったので出かけることにした。

とりあえず腹ごしらえ。
謎の食べ物。
エリンギだがイカだかを卵黄のソースに和えたもの?
謎の食べ物
食後のコーヒー
また来るねぇ〜
タワー近くのショッピングモールでお土産を調達ッ!
ナショナルジオグラフィックのお店って初めて見た
僕が行ったときはSPY×FAMILYが公開していた。日本よりも遅れて公開みたい。
カンフーパンダって日本ではすぐに消えたよな

近くの道路でタクシーを呼び僕は次の目的地に向かった。

まさかの日本語!

次はセントラルマーケットに行くぞ。この市場は1888年に生鮮市場として開かれたものが歴史的な建造物として保存され、その後市場として生まれ変わったものらしい。紆余曲折こそしているがなかなか歴史のある場所なのだ。

せっかくなのでまずは腹ごしらえをしよう。入り口の近くにお見せがあったので並んで商品を見てみるが…

………読めない

なんのこっちゃわけわかめ。とりあえず右奥の緑の何かと、笹の葉で包まれた何かを買ってみた。

緑のやつはオンデオンデというマラッカ地方の団子らしい。甘くておいしい。和菓子的な甘さだが黒蜜のような濃厚な甘さがある。笹の葉の中にはミーシアムという麺料理が入っていた。ビーフンのような麺をピリッとした辛さのある味に仕上げておりおいしい。チリソースっぽいけどナンプラー感もある味で日本人も好きな味だ。

てっきりちまきかと思ったぞ

そのほかにも市場らしいものがいろいろと売られていて、家族や知人にお土産を買っておいたぞい。

なんかアウトギリギリのものがあるな

さて、予想よりも早く見終えてしまったな。というわけで近くにあるスリマハマリアン寺院に行くことにした。

ヒンドゥー教の礼拝堂として開放されているらしいのだが…正直軽く見学して終わてしまった。確かに像の一つ一つは精巧に作られていて造形も素晴らしいのだが、疲れていたせいか写真とかもなく適当に済ませてしまった。申し訳ない。

というわけで鬼仔巷に行くことにした。鬼仔巷はグアイ・チャイ・ホンと読むらしい。簡単に言うとここはウォールアートが描かれた場所だ。昔ながらの中華な雰囲気の絵が壁に描かれている。

昔ここは荒れた路地裏でホームレスや薬物中毒者のたまり場となっており、治安が悪化していたとのこと。それを改善するために1960年代の中華街の様子を壁画にし、人を集めるとともに中華系の人たちの文化やアイデンティティを後世に伝えようとしたのだ。こうして聞くとまるで数十年前の話のように聞こえるがなんと2019年に始まったプロジェクトらしい!今やクアラルンプールの観光名所の一つとなっており、見事な手腕といえる。
ちなみに鬼仔巷は”幽霊の小道”という意味とのこと。歴史に向き合い、過去を知ってほしいとのことでこのような名前になったのだ。

提灯のある道を進む
犬もいた!
みんな記念写真撮ってる
このレディと写真を撮っていたらしい
いるよなぁこんなおっちゃん
なんか懐かしくなってくる
映画の舞台みたいだ

だけどこうしたノスタルジックな絵を見ているとまるで千と千尋の神隠しの不思議な世界に迷い込んだみたいで、鬼仔巷が幽霊の小道という意味合いでも納得してしまう。なぜかわからないがどこか懐かしい気持ちになってしまう。

ところでこの場所の管理費用だが鬼仔巷周辺のお店のテナント料の一部が使われているらしい。実際今日では僕のように国外からの観光客も来るようになったため、必然的に周辺の店の客入りは多くなる。そのためテナント料で管理費用を賄っても問題ないのだろう。

ではでは、今日もたくさん歩いて疲れたからご飯食べて宿でゆっくりしよう。

うーんどれにしよう
謎のカレー系の麺にした。辛いッ!
洗濯をホテルに頼んだんだけど、適当な返し方やな
翌朝の朝ごはんを調達するぞい!
君に決めた!

次はシンガポールだ!体を休めておこう。


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