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憧れの人に写真を撮ってもらった話
昨年12月、とある憧れの写真家さんにプロフィール写真を撮ってもらうという夢が叶いました。「いつかこの人に写真を撮ってもらいたい」そんな夢ができたのは、今から10ヶ月ほど前のことです。
憧れのひと
最近、プロフィールを更新した。その際、実はいちばん迷ったのが写真。
📷
憧れの人、Kimura Hinamiさん。きむらさんの存在を知ったのはXでのポスト。彼女の存在を知ってから、彼女の投稿をいつも待ちわびていた。
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※掲載許可いただいています
気取らない彼女の作品は「いつもどおりの毎日こそ特別で価値がある」そんなことをわたしに教えてくれた。花や自転車、階段、ビルの裏口、光と影。彼女が切り取る世界はどこかで見たことのある日常。生活がそこにはあった。彼女の作品を追えば追うほどに、いつかきむらさんに写真を撮ってもらいたい。そんな夢ができた。
そんな夢ができたけれど、作品を追うごとに疑問もでた。彼女は人の写真は撮るのだろうか。ましてや、素人の、影響力もなにもないわたしの写真なんて撮ってくれるのだろうか。そんなことをぐるぐると考えていた。けれど、何度考えてもどうしても彼女に撮ってほしかった。
いつも他人の目を気にし、気がつくと「ちゃんとしなきゃ」と思った。特に仕事の場面では必要以上にその思考が強くなり、時に自分で自分の首を絞めることになった。それをいい加減やめたかった。いつも通りの気取らないわたしでいたい。そんな自分を彼女ならとらえてくれる予感がして、意を決してDMを送った。
はじめまして。
朝倉翠と申します。 突然のご連絡失礼します。
きむらさんの写真がだいすきでいつもXとInstagram拝見してます。 Instagramでポートレートも受け付けているとあったのでご連絡しました。 今年、独立をしたのでプロフィール写真を新しく撮影したいと考えています。 きむらさんにお願いすることは可能でしょうか…?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
初めまして!
いつも写真を見ていただいてるとのこと、とても光栄です...!
はい!ポートレートも撮影できます🙆
是非是非ご協力させていただければ幸いです!よろしくお願いします🙇✨
こうして、わたしの不安をよそにきむらさんからの二つ返事で引き受けてもらうことが決まった。
ありがとうございます!
かっこよくきれい!というよりは柔らかい表情で撮れたらいいなあと思っています。 仕事は対話をベースにした対人支援をおこなっているので、新しく申し込みしてくださる方がこの人に話したい、安心して話せそう、というふうに思ってもらえたらなと思っています。
撮影当日
きむらさんからのご提案で多摩川の河川敷で撮影することが決まった。土曜日、少し早めについた多摩川駅改札、脇にあるローソンで時間をつぶした。少しすると彼女がやってきた。はじめて会うのに声をかける前からなんとなくこの人がきむらさんだとわかった。
駅から河川敷までふたりで歩いたほんのすこしの時間で「ああ、やっぱり頼んでよかった。」と思った。仕事や住んでいるところの話をする彼女は想像した通り気取らない、やわらかな人だった。
届いた写真
はじめましてだったけれど緊張することもなく、いつも通りのわたしでいられた。撮影中、多摩川に陽の光が反射してキラキラ眩しかったのを覚えている。それをすかさず撮るきむらさんはとても楽しそうで、そこでもやっぱり依頼してよかったと思った。
そうして撮影はあっという間におわり2週間後、きむらさんから写真が届いた。
朝倉様
お世話になっております!
先日は撮影ありがとうございました!
データの方仕上がりましたので、下記URLよりご確認ください!データ容量重いと思うので、パソコンから見ていただくのをお薦めします🙇✨
引き続き宜しくお願いします!
送られてきた写真を見た瞬間、うれしくて「わあ!」と声が出た。あまりに大きな声だったようで隣の部屋にいた同居人が「な、何ごと…?!」と慌ててわたしの元にやってきたほど。
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きむらさんは思った通り、それ以上の写真を届けてくれた。
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どれもとても素敵で最後のさいごまで悩んだ。友人、仕事仲間、いろんなひとに相談してやっと選んだのがこちら。新しいプロフィール写真に選んだのは、いちばん無邪気に笑う自分。ともすれば、仕事用というよりはプライベート用のアイコンとしても使えてしまいそうな1枚。最後のさいごまで悩みこれを選んだ。この1枚にこめたのは、気負わず、肩肘張らずいつも通りのわたしで生きていくという決意。
そして、この決意ができたのは他でもないきむらさんのおかげだ。彼女の作品が「いつもどおりの毎日」「背伸びしない、肩肘張らないこと」の価値を教えてくれた。そして、いつもどおりのわたしを撮影してくれたからこそだ。
さいごに
実はこの話、先日書いた「情報整理が苦手でもできる。伝わるプロフィールの作り方」のnoteの一部として載せる予定でした。
でも、noteを書き進めれば進めるほどに、きむらさんに依頼するまでの悩みや撮影当日、写真を選ぶまで、そのどれもがわたしにとって大事なプロセスだったということに気がつきました。これはいっそのこと別記事でかこう!と思い立ち、今こうしてnoteを書いています。
たかがプロフィール写真かもしれない。けれど、わたしにとっては忘れたくない大事な決意表明となりました。いつまでもこの気持ちを覚えていたい、そんな気持ちです。肩肘はらず、いつもどおりのわたしで生きていこう。みなさま、これからもどうぞよろしくお願いします!
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