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読書感想 承認のその先

雨がここにきて、ものすごい勢いで降っていますね。

今日はせっかくの休みなので、走りに行きたいところだが、雨が降っているので走りに行けない。体育館とか行けばいいんだが、そこまで行くことと料金が発生することで躊躇いが起きている。貧乏性がここに来て、行動の邪魔をする。

今日も「僕は明日もお客さまに会いに行く。川田修著」の読書感想をまとめる。

前回も同様の書籍の読書感想をまとめた。本の2/3を読んだあたりでの感想だったので、今日は、残りの1/3を読んでの感想をまとめる。

この物語は、主人公である三井が仕事のマインドを伝説の営業マン山野井さんから教えてもらい、行動が変わっていくストーリーである。

後半の1/3は、三井が仕事に対するマインドを変え、行動が激変していく。

顕著なのが、「ちょっと質問してもいいですか?」としばしば、山野井さんに聞くのである。

これは、大きな変化である。どうして山野井さんはそのような行動を取ったのだろう?聞いてみたい、と前のめりになっている証拠である。

前回のnoteにまとめた中に、「スキルはやっぱりマインドから」というのがある。

だから、「ちょっと質問してもいいですか?」と言えばいいわけではないのだ。

「ちょっと質問してもいいですか?」は結果的にそうなっただけであり、その根っこにある「聞いてみたい、知りたい」というマインドが醸成されていないと、薄っぺらい行動に見えるのである。

このように行動を変えていった三井が山野井さんとのやりとりで、「確かにな」と思う場面があった。

それは、「山野井さんから認められるのも嬉しいけど、今日は純粋に勉強になった。自分の営業にも確実に生かせることだ」という三井の心の部分である。

認められる、言わば承認されることよりも勉強になったことに価値を置き始めていることが分かる記述である。

偶然にも、昨日の夜の夕飯中に、パートナーと会話をしている中にも同様なことを言っていたことを思い出した。

「今日、仕事の様子を社長に見てもらったんだ。そしたら、すごく褒めてもらえたんだ。よく考えられているねって。でも、なんか『それだけ?』ってなっちゃってさ。アドバイスとかもらえると思ってたのに、なんか残念だったわ。」

三井もパートナーも承認されることに満足していないように思える。

実際に仕事を知っていく上で、有益な情報に満足感を覚えるのだろうと思った。一つ上のフェーズに行っているのだな。

「承認欲求を捨てる」とアドラーは説いている。

三井もパートナーも自分自身とよく向き合えているのだなと。

さぁ私はどうだろうか。自分自身と向き合えているだろうか、相手に興味を持つことができているだろうか。

早く三井やパートナーのようなフェーズに入れるといいな。

大丈夫。
このnoteを書いているときも、三井と同じ気持ちになって「山野井さん」と敬意を払っているので。笑

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