読書感想 結局は多様性って補い合うこと
新しい服を買うとテンションが上がりますね〜。
昨日は、気に入ったTシャツがあって、
「これええやん!どれどれ、いくらくらいかな?」
と、値札に目をやった。
思ってたんとちゃう!思っていた額の半分でした。
結局、色違いを2着買い、思っていた通りの額を支払うことになりました。
なんでやねん。(全然、関西っ子じゃないので、ご容赦を、、、)
さて、今日こそ読書感想をしていこう。読書をして得た学びを言葉にしていこう。
今日の書籍は、「SDGs、ESG経営に必須!多様性って何ですか? 羽生祥子著」である。
今日で2回目の読書感想である。
結論から。
「人類の幸福を叶えていくことが必要なこと。そのためにも発展も必要条件。発展していくために、性別、人種、年齢、国籍など違う環境にいる人たちの考えが包括(インクルージョン)していくことが求められている。だから、男女平等が必要。」
周りくどい言い方になったけど、私の腹落ちする考え方はこれかなと思う。
三文目の「発展していくために、性別、人種、年齢、国籍など違う環境にいる人たちの考えが包括(インクルージョン)していくことが求められている。」をもう少し解説していきたい思う。
今日読んだところのキーワードは「男女平等」である。
そして、男女平等が進まない主な言い訳TOP5は、
①女性だけ特別視する必要あるの?
②D&Iやって、経営が上向くのか?
③管理職に該当する女性がいない
④D&IはOKだけど、女性活躍はNGなんです
⑤女性がみんな、バリバリ働きたいとは限らない
である。
うわ〜管理職の人たちが考えそうな言い訳だわ〜と強烈に同感した。
この考え方をしていると、きっと生き残れなさそうだなと。
だって、周りの会社がD&Iをしてグングン成長していく中で、古き良きを大事にしていくことで停滞していくわけだから。
つまりは、②に目を向けることが大事だと私は考えるのである。
①、③〜⑤は、「変わりたくない」言い訳だってこと。
でも②は、「それって意味あるの?」という問いである。
では、さらに深ぼっていく。
「②D&Iやって、経営が上向くのか?」という問いを「D&Iをやらないと仮定すると、経営は上向く?」と背理法で考えてみる。
D&Iをやらないと、何が起きてくるか。
似たような人たちが集合して、意見を出すとどうなるか。
「○○だと思うんだよね。」
「分かる!そうだよね。」
「この考え方は普通、常識だよね。」
と同調し合うことが考えられる。自分の声が反響して、強化される。
これを「エコーチェンバー現象」とも言う。
こうなると自分たちが正しいと思い込むようになり、間違った判断を下してしまうことがある。
つまり、「グループシンク(集団的浅慮)」である。
アメリカの心理学者ジャニスにより提唱された。
メンバーの結束力が強い、反対意見が出にくい閉鎖的な集団という傾向がある。
このようなことが起きてくると、一度決めた決定事項はたとえ間違っていると分かっても覆せなくなる「心理的拘泥現象」が起きてしまう。
とまあ、難しい言葉を並べて、「D&Iをやらないと仮定すると、経営は上向く?」が矛盾していることを言いたいわけで。。。笑
でもこれでは経営は上向くとは言えなさそうだということは伝わったかと思います。
よって、「D&Iをすると、経営は上向く」と言えそうである。
(証明終わり)
もう少しライトに言うと、似た考えの人たちが集まると、
「忖度」が起きてくるよね。ってこと。
本書では、「男性同士の忖度文化。違和感がある」ことが働く女性の声として、働く上での障害や壁になるもので、42.1%が答えていることを挙げている。
それを防ぐためにも、「性別、人種、年齢、国籍など違う環境にいる人たちの考えが包括(インクルージョン)していくこと」が求められていると考える。
差別を受けている人が可哀想という倫理的な部分はもちろんだけど、人類の発展には多様性が必要なのである。
みんな得手不得手があって、性別、人種、年齢、国籍などの環境が違えば、まったく違う見方ができる。
その見方が各領域の得手が合わさり、集合すると、ものすごい集団になるのだ。
要するに、多様性は補い合うことを指すのだと考えている。
でも、分かる。
人は自分の考えを分かって欲しい、理解して欲しいので、似た者同士が近づくのも分かる。
耳の痛い話をすると、似た者を集めて、居心地の良い場所を作ろうとしてしまうのだ。ぬるま湯に浸かろうとするのだ。
多様性を認めるってことは、容易なことではない。
熱湯に入ったかと思うと、その後の冷水に浸かる。
刺激が強すぎて、何が何だか分からなくなりそうだが、
「自分の考え・思想は足りていないのだ。だから他者から取り入れさせてもらって、補い合っていくのだ。」
と自覚しておくことがマインドセットで必要なことなのではないかと思うのである。
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