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読書感想 生きるのって大変

今日は朝から謎の頭痛に見舞われる。
昨日は宿直勤務だったので、疲れが溜まっていたのか。
いつもなら13時くらいから昼寝ができるところだが、昨日は打ち合わせが続き、結局かえってきたのが16時。16時半から昼寝。
夜もいつも通り爆睡だったのだが、今日の朝は不調。
生活のリズムが崩れるのに、体は堪えるのだなと痛感した。

さて、今日も読書感想をしたい。今日の書籍は「Bライフの愉しみ 自作の小屋で暮らそう 高村友也著」である。

まずは結論から。

「結局生きるのって大変。何だかんだやることが多すぎる。」

と言うことである。

本書は「月2万円で生活しよう」という目標のもとスタートしたBライフ生活。
そもそも「Bライフ」って何だ。
著者が名付けた造語で
「Bライフ=安い土地でも買って適当に小屋でも建てて住んじゃおう」
ということである。

そして、「月2万円で生活しよう」という目標を立てて取り組み始めた。
なぜそんな目標を立て始めたのか。
「ただ寝るだけで⚪︎万円も払い続けているのは正気の沙汰ではない」
と考えたからだそうだ。

仕事が忙しすぎて、ただ家に寝に帰っているだけという人もいるだろう。

それは、高村さんからしたら、正気の沙汰ではないと見えるのだ。

そうして始まったBライフ生活。

ちなみに言っておくが、この高村さんは仕事に困っている人、アパートも借りられない人というわけではない。
学歴で言えば、日本最高峰の東京大学を卒業している。
まぁ仕事を探そうと思えば、すぐに見つかり、一定水準の生活はできるはずだ。
でも、そうはしなかった。

Bライフ生活をしたらどうなるのだろう。生きていけるのか。という好奇心が勝ったのだろう。

Bライフをしてみたらどうだったか。
それは本書を読んで見てください。

私の私見がバチくそ入ってくるのでご容赦を。

「本当に生きるのって大変。」

ということだ。

月2万円の生活費で生きていくために、いわゆる「衣食住」を整える必要がある。
特に「住」を整えるのは容易ではない。

まず土地を買う必要がある。そして、都市計画区域外、500平米未満。建築基準法に則り、10平米未満で土地に定着しない不動産扱い、手工具で2×4工法のスキルがないと建築できない。などなど。
凡人の私には、絶対に手を出せないような、手を出したらどっかで地雷が待っているような事柄を一つ一つクリアしていく高村さん。

そして、2×4で家を建ててしまうのである。

ここまででかなりすごい。そんじゃそこらの人には真似はできない。

さらに、トイレ問題。ご飯問題。電気問題。
1番きついな〜と思ったのは、「ダニ・カビ問題」

高村さんの経験から生きていくのに「夏か?冬か?どちらの方が生きやすい?」
の答えは、「冬のほうが生きやすい」だそうだ。

それはなぜか。

「夏は、湿気や虫の大量発生など大変なことが多すぎるから。」だそうだ。
反面、冬はその点、過ごしやすいように思う。しっかりと暖が取れればの話だが。

この本を読んで、強く思ったことは「この家快適だ〜。」ということ。
これでは浅はかな結論だといけないので(自分が許せない!)

「自分が不自由なく生きていくため、たくさんのプロフェッショナルな人が助けてくれているのだということを痛感する。土地の権利を管理してくれる人、電気・ガス・水道・排泄物処理などのインフラを整えてくれている人、虫が入りにくくするための構造で家を設計してくれる人、建築してくれる人。その対価を私はお支払いしているので、世の中はまわっているわけなのだが、これを一人でやろうとしたら、「無理!」である。生きるのって大変〜。」

私は1人で生きているのだ、なんて口が裂けても言えないことを実感した読書の時間でした。

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