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読書感想 問題を課題にする
今日もお休みをいただいて、家でゆっくりしている。
(とても有難いことだ)
家事代行サービスを利用して、お風呂場を年末掃除をお願いしていて、かれこれ3年くらい利用させてもらっている。
私としては、利用することを始めてよかったなーと思うのである。
理由は4つ。
①年末掃除をしなきゃという思いが消えるから。
(今までは勝手に強迫観念をもってしまっていた)
②素人の自分がやってもどうもキレイになっている気がしないので、プロに任せる方がキレイになるから。
③時間が生まれる。
④勝手に富裕層気分になるから。(イヤらしい感じだし、どうせその思いも風化する)
④はギャグにしても(結構本気で思ってる?)
①〜③は割とそう思う。
2時間30分やってもらって19,800円は割と高いが(生々しい話)
①で脳のリソースが削られることもなく
②で疲労感も味わうことなく
③でこうやって読書して、感想文書けて自己研鑽に使える。
私の時給が3,000円だとすると、30,000円分くらいの価値があると思っている。
10時間くらいは頂けている。(①で1時間、②で2時間半の労働と2時間半の疲労回復、③で2時間半の自己研鑽と未来への投資なので、さらに1時間半以上はリターンは見込めるだろう)
有難い話だ。
こうやって価値で考えてみると、世の中面白いなとも思う。
さて、今日も読書感想をしていく。
書籍は、「悩まない人の考え方 ー1日1つインストールする一生悩まない最強スキル30ー 木下勝寿著」である。
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「売上最小化、利益最大化の法則」など名著を生み出している木下さんの本書。
よくYouTubeでも拝見させていただいていて、イメージとしてはいつも飄々とされている様子。顔立ちやスタイルからのイメージであるが。。。
脳内は法則とあるようにロジックがかなり確立されている方。
理論派である木下さんが飄々として生きておられる秘密が分かればと思い、手に取った。
感想の結論から。
「問題を課題にする。そのための手立ては2つ。感情モードから思考モードに切り替えること。もう一つが目的に立ち返ること。」
どういうことやねん。問題だとか課題だとか。ややこしい言葉が続いているので、整理していく。
問題とは、「トラブル全般を指し、やるべきこととやるべきなのかよくわからないことも混同させたもの」
課題とは、「やるべきことがはっきりしている問題」
要するに、問題の中でやるべきことがはっきりしていることが課題ということ。
こんな感じか。(汚い字ですみません)
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語弊を恐れずに言えば、
問題はまだ「感情モード」、課題は「思考モード」に。
課題に分解させていき、思考モードへ切り替えていく。
著者は、例えに「サーモスタット」を挙げている。
電気ポットやアイロンなどには、一定以上の高温を察知すると、自動的にスイッチが切り替わって温度の上がりすぎを防ぐ制御機能のことだ。
問題のモヤモヤが大きくなったときには、サーモスタットのように思考モードに切り替わって、課題へ昇華させる。
そうすることで、いつまでも悩みつづけることから解消することができる。
さらに、目的に立ち返るも有効だと話す。
後に書き記すが、「で、結局、何がどうなったらええねん?」という「最終目的逆算思考」が大事だ。対になるのが、「原因解消思考」だ。
私を含めて、私の職場にも多いのが「原因解消思考」の方である。
「この岩があるせいで前に進めない。どうしたら良いか」というゲームで例えるなら、
原因解消思考は、「この岩をどうするか?」と考え、
最終目的逆算思考は、「結局どうなったらいいのか?」と考える。
蟻の目で見るか、鷹の目で見るかである。
どちらが正解でどちらが間違っているという話ではない。
でも、最終目的逆算思考が、いつまでも悩むことをしない人になりやすいのだ。
ただし、最終目的逆算思考で留意しなくてはいけないと思う点が2点ある。
① 時(もしくは他者)が解決すると思ってしまう。
② 過程で道徳心を見失ってしまう。
どういうことか。
①は、この岩を乗り越えるのはどうこう考えてもしょうがない。我々は岩を乗り越えさえすれば良いのだから、ひとまずステイだ。そして、他者が現れたところで乗っかる。または、岩が壊れるのを待つ。など。
人間関係の問題もそうだ。うまくいかないときに、思考停止で待ち続ける人がいる。これは違うと私は思う。あらゆる手を考えることだ。
②は、秋元康さんの例でいけば、「CDが売れない」という問題を、「CDが売れれさえすれば良い」と考え、詐欺まがいの売り方で良いわけではない。過程には道徳心が必要だ。ちなみに秋元康さんは、言わずもがな、CDを買ってくれた人にアイドルと握手できる券をつけたのだ。
最終目的逆算思考の肝は、「あらゆる手を考えること」だ。
最低でも3つは選択肢(手札)を持ち、どのカードを切るか。
そうすれば、時が解決するさ、結果オーライ!とはならないし、
欠落した道徳心の下の行動にはならないはずだ。
では最後に、木下さんが尊敬するGMOインターネットグループの副社長の西山裕之さんのやりとりを書き残す。
西山「佐藤、おまえ悩んでるんか?」
佐藤「あ、はい…ちょっと悩んでいるかもしれません」
西山「ほんで、何に悩んでんねん?」
佐藤「いや、じつは〇〇が××だという問題がありまして…」
西山「で、結局、何がどうなったらええねん?」
佐藤「えーっと、…〇〇が⭐︎⭐︎になったら良いんですが…」
西山「そのために何をせなあかん?」
佐藤「うーん…××を⭐︎⭐︎にしないといけませんね」
西山「ほな、やれや」
佐藤「はい!やります!」