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読書感想 個人学習をしたくなったらボーナスチャンス
気候変動が著しい。
このことは皆さんが周知の通りである。
映画「天気の子」で描かれていたような世界を現実世界でも想像してしまう。
昨夜はゲリラ豪雨で、激しい雷雨(雨というより、霰だった)。
もう寝れない、寝れない。
家族がインフルエンザのために、隔離生活をしているので、子どもとリビングにシュラフを敷いて寝る。いつもと違うからか、夜中に子どもがムクっと起きる。
「今何時?」
「2時だよ」
「わかった、おやすみ」
場所が違う眠りが浅くなりがちなので、量でカバー。
8時半には床に着いて、6時半に起きる。10時間睡眠。
まあ何とか、元気に過ごして学校にも行っているので、善しとしよう。
何が言いたいかというと、いろいろと環境は移り変わっていくけど、その中でできることをするしかない。そしてポジティブに生きていきたい。
という何とも重めの前段の話。
さて、今日も読書感想をしていく。書籍は「幸福の資本論 橘玲著」である。
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2回目の読書感想である。中段あたりを読んでみて、心が動いたことを言語化していきたい。
まず、結論からまとめる。
「人的資本と社会資本はもしかしたら、対極になるのかも。そのことが知っていた上で、そのバランスをとりながら幸せを感じられる時間を増やす。」
どういうことか。
橘玲さんは、幸福を資本というインフラ整備をすることが重要だと説く。
ちなみに、資本と資産も使い分けている。
資本・・・富を生み出すちから
資産・・・富を生み出す方法
「人的資本」・・・個人の属するちから
「社会資本」・・・つながりなどのちから
「金融資産」・・・お金、株式で「自由(富)」を生み出す方法
では、今日は何を書きたいのかというと、「人的資本」と「社会資本」について。
社会資本は、端的に言うと人付き合い。
幸福度を調査した研究で有名なのが、ハーバード大学で60年間で、6000人を追跡調査した結果で、幸福になるためには充実した人間関係を築くことだとそうだ。
だから、社会資本を伸ばしていくことが幸福度を上げるために必要か。
うん。その通りだけど、人的資本が大事だよと言っているのが、橘玲さんです。
どうして、人的資本が幸福になるために必要なのか。
それは、人的資本が自己実現のために必要だから。
どうして、自己実現が幸福になるために必要なのか。
それは、マズローの5段階欲求の1番上の欲求が、「自己実現の欲求」だからである。
つまりは、人間がそもそも欲している気持ちが「自己実現」で争うことができるものではないということ。欲しているということが満たされれば、幸福を感じやすいと言うことになる。
この自己実現を達成するためのインフラが、「人的資本」であると著者は述べている。
そして、自己実現を達成するために、ずばっと言っている。
「好きなことに人的資本の全てを投入する」
やはりそうか〜。と思った。
そして、「能力が高い人間は個別学習を好む」とも話す。
上記の記述は、アメリカの心理学者アンダース・エリクソンがバイオリン専攻の学生を3つのグループに分けて行った研究から述べている。
バイオリンの技能がSランク、Aランク、Bランクのグループに分けて、これまでの練習時間と練習方法を調査研究したものである。
S・Aランクの学生群と、Bランクの学生群では、個人練習の時間が1日あたりの練習時間が2時間も違っていた。
ちなみに言うと、S・Aランクの学生がグループ学習が苦手かというとそうではなく、個人練習がほんとうの練習で、集団のセッションは「楽しみ」と答えている。
そして、考えられるのは、「個別学習をすると能力が上がりやすくなるのか」ということ。
それは、因果関係が逆で、「能力が高い人間は、個別学習を好む」ということを示唆していると捉えた方がいいようだ。
さて、自分はどうだろうか。
確かに、自分が楽しいなと思うこと(好きなこと)をやっているときは、誰かと一緒にするのは嫌だなと思うことがある。没頭させてくれというように。
だから言えそうだなと思うことは、
「個別学習をしたいと思ったときは、そのやっていることはきっと好きなことだ。個別学習したいと感じたときはボーナスチャンスだ。そこに人的資本を全投入だ。」
個別学習をしたいと思う機会にアンテナを張ってみると、人的資本が高まる、自己実現に近づくのかもしれない。