読書感想 入り込む力
青森を中心に災害級の大雪に見舞われている東日本だが、私の住む地域も御多分に洩れず大雪。。。
歩いたり、走ったり、外部と接触したりと休みの日にしかできないことをやりたいと思っていたが、今日はさすがに動かない方が良いと判断。
インドア派を爆発させたいと思う。
(どんな過激なやつなん)
ネットを見ていたら、小泉進次郎さんが話していた内容がニュースになっていた。父小泉純一郎さんの83歳の誕生日会でムロツヨシさんの溶け込む力が凄まじいと話す。今日書きたい内容と似ていたので、思い出した。
いや、潜在的にこのニュースに私の思考が引っ張られたのかもしれない。。。
さて、今日も読書感想をしていく。
書籍は、「科学的根拠で子育て 教育経済学の最前線 中室牧子著」である。
これで3回目の読書感想である。
結構深読しているように思う。じっくりじっくり。まだ半分くらいの読み進み具合。
まず、今日の感想のまとめから。
「環境を選ぶのは自分。環境によって、未来の自分が変わってくることはエビデンスから明らか。どんな人と一緒にいたいと思うか。ただし、無理は禁物だよ。結構キーになってくるのが、入り込む力だと思っている。」
今日読んだ内容はどんなものだったか。
ざっくりとした問いはこうだ。
「第1志望のビリ」と「第2志望の1位」はどちらが有利なのか?」
本書の答えは、
「第2志望の1位」が有利。
どうしてそんなことが言えるのか。
へぇ〜そうなんだ。
著者の研究チームが調べた結果なので、信憑性は高いだろう。
著者も言っているが、「予想に反し」は本当にそうだなと。
鶏口牛後は割と合っているということ。
私も「朱に交われば赤くなる」だと思っていたので、できるだけ偏差値の高い学校に行けば、引っ張ってもらえると思っていた。つまりは、学力が上がると。
さらにどうしてこんな結果が出たか、要点をつまむと、
「有力な仮説が、子ども自身の自信に影響を及ぼすから、である。自分の点数を周りの優秀な人たちの点数を比較して自信を失ってしまうことが多いそうだ。その自信の無さが深海魚(学力の高い学校で低い点数を出し続ける学生)を生むのではないか」
それもそうだな。自信があることで、何事もポジティブに活動できそう。
ここからは、私の経験(1次情報)を交えながら考察する。
結論、私の考えは、「レベルの高い環境に身を置くことで自己の向上は見込めるはず」である。
前提条件は、「自信があること」と「入り込む力があること」。
「自信があること」の重要性は、上記に中室さんが述べている通りである。
「入り込む力があること」は、レベルの高い人たちを見て「雲の上の存在だな」と距離を置いているのではなく、「私も雲の上に行くんだ」という思いを持てるかということである。
思いだけでは達成できなくて、社交性やコミュニケーション力、観察力も同時にに必要である。
私の友人に、人の懐に入り込む力がめちゃくちゃ高い人がいる。
高校時代には私とわちゃわちゃやっていたのだが、大学では運良くレベルの高い環境に行けた。(失礼な)
自分のことは棚に上げて、
「あいつ大丈夫かな」
と心配していたのだが、そんな心配は無用だった。
すぐに溶け込んで、どんどんとレベルを上げていった。
社会人になっても大企業に入り、某有名な方々と肩を並べている。
大学3年の時に、友人のところへ遊びに行った。
友人の競技レベルより高い人たちとつるんでいるのだ。
そのときの友人のレベルはそこまで高くない。(いや私から見たらめちゃ高い)
要するに「類は友を呼ばない」である。
よくそんな人と一緒にいられるね。と感心した。
かくいう私も運よく、友人と似た人生を歩んでいるように思う。
(本当に運がいい)
感覚としては、いつも顔を出しているコミュニティでは、最後尾を走っているような感覚。でもなんとか食らいついていく。
すると、いつの間に違う自分に出くわす。それがまた楽しいのだ。
この文章を書いていて思ったのは、
「勘違い力」
も大事なんだと思った。
とまあつらつらと書きましたが、どんな環境に身を置くか。
選択できるのは自分である。
分相応でない環境に身を置いて、何か無理してるなと思うのも大事だ。
その時は撤退すればいい。
つまりは、「第1志望の最下位」の方がリスクは大きいと思うと言いたいわけだ。
(リスクは悪い意味じゃないよ、振り幅の話)
伸びる可能性も大きいし、深海魚になる可能性も高い。
そのときに持ち合わせていた方がいい装備(心の持ちよう)は、
「自信があること」
「入り込む力があること」
なんじゃないかと思うのである。