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読書感想 平等体験を積む意味
2024年がスタートした。
毎年のことながら、年末年始は暴飲暴食にかられ、体重が5kg増となった。
しかし、すぐに元に戻るのだろう。それが私の体だからだ。
現状維持バイアスがかかり、「そんな5kg増なんてダメだよ」といつもと違う体の違和感を取り除こうとする。
そして、またいつもの体重に大体なるのだ。
ん? これは、「私は太りにくいんだ」というマウントか?笑
今年もいつも通り読書感想をしていく。書籍は、「幸福の「資本」論〜あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」〜橘玲著」である。
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今日読んだ「幸福のための社会資本」の章から感じたこと、考えたことをまとめる。
早速結論から。
「平等体験を積む意味って何だろう。それは仲間意識を持たせるための組織の戦略だ。そのぬるま湯を用意されていることに気づくことから社会資本が爆発するきっかけが生まれるのではないか。」
要するに、世の中は括りがちだということ。
会社の同期採用。部署。ウチの子と同じ学年の○○のママ。ママ友。など。
この括りは私に何の関係があるのだろう。
平等体験を味わわせているのだ。
そして、仲間意識を持たせて、地元のマイルドヤンキー化させていくのだ。
いつしか「いつメン」でしか集まらなくなっていく。
私はこのぬるま湯現象に警鐘を鳴らしたい。
いや、私が鳴らさなくても、ずっと古代から「このままだと自分の社会資本は伸びなくなるぞー」というのは知られているところだ。
何が言いたいかというと、社会のあらゆるところに、その平等体験を積ませる装置が用意されているということだ。
日本の会社で正社員と非正規社員の「身分差別」をなくすのがいかに困難かわかります。「身分」の異なる者がとちゅうから共同体に加わると平等体験が成り立たなくなり、組織の根幹である同期の友だち関係が崩れてしまうのです。大企業や公務員の労働組合が必死になって「雇用改革」に反対し、差別的な日本的雇用にしがみつくのは、既得権を守るためということもあるでしょうが、「友だちを失いたくないから」でもあるのです。
これらの装置があると、人は「友だち関係」に流されてしまう。
それで良いと言えば、そうなのだが、間違いなく「現状維持」が関の山だろう。
だからよくビジネス書には「孤独」が推奨されるのだ。
矛盾しているわけでも何でもない。