miniの笑顔!「こんにちは」と「また今度」
昨日はバレンタインデーでしたが、ドイツのバレンタインデーは男性から女性に、しかもチョコではなくキャンデーや花を送るらしいです。そして店頭には幸運のシンボルとされるブタの人形が並ぶとのこと。驚きです。
さて今回の【勝手に分析!Good CX】は「車のmini」について分析していきます。
miniは、なぜウィンクをしてくれる?
私はminiの、クラブマンという車に乗っています。見た目、車内のデザインがユニークな車です。実はこの車、乗る時と降りる時にminiが一瞬ウィンクをしてくれます。
ではなぜminiはウィンクをしてくれるのでしょうか?これをCXの観点で考えてみましょう。まずはminiのブランドコンセプトをチェックです。有名なのは「ゴーカートフィーリング」です。ゴーカートフィーリングのゴーカートとは、遊園地にあるゴーカート、子供たちが(大人も?)乗って楽しむあのゴーカートのことです。あのゴーカートってハンドルを動かすと車体もキビキビ反応しますよね。ですのでゴーカートフィーリングとは「キビキビとした、スピード感を感じさせる走りや乗り心地」ということになります。
そうすると、一番大きなところには「ゴーカートフィーリング」があり、そこから拾えるキーワードとしては「遊園地」や「子供のように」、「レース」というものがあって、「楽しい」とか「ワクワク」、「没頭する」といった感情面のキーワードも周辺にありそうです。そういったコンセプトやキーワードから連想すると、あのユニークなデザインも頷けます。それらを感じさせることで、「車への愛着を高める」、「運転する楽しさを感じてもらう」という設計になっていると思われます。
開発陣は喜んだ?
さて「miniがウィンクする」話です。CXとしては、根底に「楽しい」、「ワクワク」、「没頭する」と言った感情を顧客に感じさせたいところではないでしょうか。乗る前、乗った後は車の外装がそれらを担ってくれそうですし、乗っている時は車の内装がその辺りを担うとして、顧客のステップ上、エンジンをかけたり切ったりするところにも何か顧客経験を提供することはできないか?と開発陣は考えたのではないかと思います。で、アイデアを考えた結果、「miniがウィンクする」というアイデアが生まれたのではないでしょうか。
「おお、いいじゃないか!」とこのアイデアを思いついた開発陣が手を叩いて喜んでいる姿が目に浮かびます。ただこのように考えてくると「ゴーカートフィーリング」というコンセプトから離れていませんし、そういうコンセプトの車がウィンクしてくれるのはminiらしさを演出し、車への愛着、離れがたさを高めるのに効果的でしょう。だからminiはウィンクしてくれるのです。かくいう私もウィンクしてくれるminiにメロメロになりました。本当に一瞬なので見逃すまいと目を凝らしている時もあります。
以上、ここまでが私の勝手な分析です。的外れ、単なる妄想の場合はご容赦ください。
ここまで読んでくださってありがとうございます!
この記事に価値を感じていただけたなら幸いです。
ではまた。
(執筆者:エクスペリエンスデザイナー 上陸修一)
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