初売の心境

私のお正月といえば、元旦から初売だ（笑）。

それも、食品だけを狙います。

元々、宮城県に住んだことがきっかけで、この習慣が身についてしまいました。何しろ、仙台は初売発祥の地。福袋の中身は、豪華です。

お茶屋さんでは、景品として茶箱がついてきて、中には急須やお菓子がぎっしり入っていました（でも、年々景品は貧相に・・・）。

笹かまぼこ屋さんでは、フライパンを貰ったことも。

「さあ、今年も初売に出かけて、色々買うのだ！」

いざ出かけてみて、松坂牛やお惣菜などを買って、お菓子売り場に行ってみるのですが・・・。

どうも、購買意欲が湧きません。

最近、職場を移籍した私。この職場、なんとお菓子食べ放題。

お客さんからも、お歳暮と称して高級なお菓子が続々送られてきて、ちょっと放っておくと、机の上がお菓子だらけに・・・。

しかも、総務の女性。

「花甘露さんは、仕事忙しくて頑張っているから、お菓子沢山あげるね！」などと言いながら、わざわざ私のところにやって来て、大量のお菓子を置いていきます（通常は、特定の場所に自分で取りに行きます）。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という言葉がありますが・・・。

（いや～、お菓子、もう食べる気しないな～）

なんとも贅沢な心境になりなながら、珍しく、１つのお菓子も買うことなく、百貨店を後にしたのでした（笑）。