従業員が諦めた時はヤバイ
今日は、ある従業員に災難が…。
ボスが私に新しい仕事を振ろうとしたのですが、この仕事の納期が、今私が抱えている別の仕事の納期と重なる可能性が出てきました。
しかも、どちらの仕事も、難易度は高めです。
そこで、私の補助をする人物をボスが選定。
ところが、この人物が激しく抵抗。
「私は採用時、この仕事をする契約を結んでいません!」
「全く未経験の私にこの仕事をさせるなんて、酷すぎます!」
半泣き状態の彼女。可哀想過ぎます。
彼女には私という指導者がいるので、まだマシです(笑)。
私は、職場の誰にも教わることなく、この仕事を習得しました。
最初は、お客さんに叱られてばかりの日々。
ボスには、殺意を覚えました。
動揺する従業員。
彼女の気持ちは、痛い程分かります。
「ボス、彼女の不安を取り除いてあげられるだけの体制を整えて下さい!」と言ってはみたものの、所詮叶わぬ願いです。
ボスとの話し合いの後、彼女が私に言いました。
「私の気持ちを汲んでくれて、ありがとうございました!」
「でも、ボスには、ちっとも響いてませんでしたね…」
この仕事、一人前になるまで、ある程度の時間を要します。
本来は、簡単なところから始めて、徐々に難易度を上げて行くべきです。
自信が無いまま仕事を進めると、ケアレスミス地獄に陥ります。
幸い、私には父という優れた指導者がいたため、早い段階で、難易度の高い仕事を回すことができるようになりました。
ボスは、そんな私を基準にして、安易に覚えられる仕事と勘違いしたのでしょうか?
こんな事だから、職場から人が逃げて行くのです…。
ボスを叱るのも、もう、疲れてしまいました。
後は、どうこの職場を去るか?
それが問題なのでした…。