話し出しの言葉に集中する
初対面の誰かが私に話しかける時、ついその人の出身地を推測しようとする習性が自分にはあります。
幼い頃から、様々な地方を転々としてきたせいかも知れません。
相手の話し出しの言葉に集中します。
関西の人は、イントネーションが違います。東北の人は、言葉が濁ります。
ある日、スーパーマーケットに行くと、試食のおばちゃんがサラダを勧めてきました。
「ごれ、たべで~」みたいな感じだったと思います(笑)。
「お姉さん」と私。
おばちゃんでも、女性には必ずお姉さんと呼びかけます。絶対守らねばなりません(笑)。関西では、「おばちゃん」では振り向いてもらえません。
反対に、若い娘がおじさんに「おっちゃん」と呼び掛けるのは、OKです。
「東北の人でしょう?」と続ける私。
「あ~ら、いや~だ~、わがるの~?」とお姉さん(以下、お姉さんとなります)。少し、がっかりした様子でした。
東北の方は、自分が東北出身であることが相手に分かると、大概の人がこのような反応をします。「もっと、堂々として良いのでは・・・」と思う程です。
「でも、・・・」とお姉さん。
「お姉さん、仙台だね?」と私。
驚くお姉さん。
「でも、東北でも都会の方の出身なんだ!」とお姉さんは言いたかったに違いありません(笑)。
故郷の仙台にしばし、思いを馳せるお姉さん。話に花が咲きます。
でも、ちゃんと最後にドレッシングを売り込むことは忘れていませんでした。
さすが、プロだね(笑)!