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母の力強い教え

昨日、久しぶりに再会した私の友人。

とても、美人で色気ムンムン。

それ故、女性受けは最悪…。

彼女に、女性の友人はあまりいない模様。

そんな彼女と友人になった私。

美人には慣れっこだし、嫌悪感もありません。

何しろ、母方の家系は美人揃い。

特に私の母は、「物凄く美しい!」と評判。

そう、息が止まる程に…。

あまりの美しさが評判となり、お店の女主人達が、母の実母(祖母)の所へ押しかるハメに…。

「御宅の娘さんをウチの息子の嫁に下さい!」

祖母は、これに閉口します…。

「『綺麗やからくれ!』というのが、気に入らんのや!」

「お店の看板娘として、働かせるつもりなんやろ~?」

「その魂胆が、好かんネン😠」

祖母は、母に内緒で縁談の申し込みを断り続けました。

しかし、残念なことに…。

私は、母の美貌を受け継ぐことができませんでした(笑)。

母は、鼻が高くて、とてもハッキリした顔立ち。

そして、その気性の激しさ故、怪しげなオーラを身に纏い、「気高い女性!」と勘違い(?)されたりして…。

普段は、夜叉の様な怖い顔をしていますが、たまに微笑んだ時のギャップは凄いものが…。

恐ろしさと仏の様な優しさを併せ持つ両極端。

父は、母から仏の側面を引き出すことに成功。

そんじょそこいらの男性が、母を上手に操縦できる訳などないのです(笑)。

祖母は、初めて父を見た時、思いました。

「この人だ!」

「娘を幸せにできるのは!」

母にビビらない、能天気そうな男性の登場に歓喜した祖母。

父は、美男子でもないのに、謎にモテるというヘンテコな運命の人(笑)。

奇妙な自信に満ちた、一見滑稽な人物。

鼻水を垂らしながら母に近づいたというのですから、クレージー😲‼️。

でも、コレ、母にとっては、大当たり(笑)。

母は男運に恵まれましたが、昨日再会した友人の男運は最悪…。

友人は、いつもハイスペ男を追いかけていますが、皆、モラハラ男という悲劇。

母が、私に言いました。

「ハイスペ男なんか追いかけんと、自分がハイスペ女になったらエエねん!」

「美貌を売りにして、肉弾戦で生きて行こうなんて、ロクなことないで~」

「誰かにすがって幸せにしてもらおうなんて、思ったらアカンネンでー!」

母の力強い言葉に、圧倒されっぱなしなのでした(笑)。


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