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ちょい不真面目がモテるのだ!

父の2番目兄(叔父)。

とても、真面目。

父とは、大違い(笑)。

この兄は、その性格故、いつも全力疾走。

母親(祖母)のワガママな要求にも、真剣に耳を傾けた挙げ句、いつも喧嘩へ発展。

兄の愚痴の聞き役は、父。

「お袋は、いい年をして、孫と競争ばすると!」

聞けば、負けん気の強い祖母は、県大会(100メートル走)で優勝した孫娘の表彰状が部屋に飾られるのを見て、「私の表彰状も飾れ!」と騒いだそうな…。

ちなみに、姉御肌で面倒見の良い祖母は、多くの人達のお世話をしたことから、様々な所から表彰されています。

「母親らしくなかっ😠」

怒る兄を見て、「まあ、まあ…」となだめる父。

「完璧な人間なんて、世の中にそうそうおらんと!」

「ただ、フン、フンと頷いておけばよかよ!」

こういう時、不真面目に聞き流すのが父。

そこで、私は父に尋ねてみました。

「お父さん、もしばあちゃんがまた騒ぎ始めたらどうするんか?」

すると…。

「『なんね、ばあちゃん、覚えとったと?』って言えばよか!」

「大丈夫、ばあちゃん、忘れとるから!」

「ハハハ~( ´∀`)」

(なんて、いい加減なんだ…)

祖母の要求が始まった時の父は、兄の対応とは全く違う様相を呈します。

「お袋、幸せやないね!」

この一言で終了(笑)。

祖母は、モゴモゴと口ごもります。

「まあ、そうなんやけど…」

祖母がなんか考え込んでいるうちに、父は何処かへ消えてしまうのです…。

(全くもって、不埒なのだ!)

「いなす・すかす」が武器の訳の分からない息子。

しかし、祖母はこの息子(父)が1番のお気に入りなのだそうな…。

ただ、祖父は、この兄が1番のお気に入り。

自分の期待に一心に応えてくれる息子を誇りにしているのです。

まあ、父は親の期待に応えようなどという考えは、皆無(笑)。

「子供は、好きな道を歩んだらよか!」

「糸の切れた凧」などと呼ばれて、お気楽に生きている父なのですが、姉達からもかなりモテています(笑)。

女心的には、少々ユル~い位が丁度良いのかも知れません(笑)。


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