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その教えは、まだ早いのか?

私の母。

娘を可愛くさせるということについて、全く無関心(笑)。

母の実母(祖母)は、慌てました。

「花甘露ちゃん、髪の毛は毎日梳かしよるんか?」

ボサボサの髪で幼稚園へ通う私を心配。

「ばあちゃん、髪の毛は毎日梳かすもんなんか?」

そう、私が言うと、ビックリ仰天する祖母。

そう言えば、父は、毎日髪を梳かしています。

母は、道具だけは良い物を買う傾向があるため、薩摩つげ櫛や豚毛のブラシが置いてありました。

でも、母が自分の髪を梳かしている姿を見ることは、滅多とありません。

母の髪が梳かされるのは、散髪の時だけ。

その散髪を行うのは、祖母か父か母自身。

結婚以来、世捨て人となった母は、身なりを気にしなくなってしまったのです。

たいそうみすぼらしい格好をしても、全然、平気。

祖母に注意されるも、「それが、何か?」的な感じ。

そして、祖母は言いました。

「お母さんは、あんなんでも、花甘露ちゃんはちゃんとせなアカン!」

「そうせんと、お嫁に行かれへんで!」

これ、母にとっては、地雷ワード。

案の定…。

「花甘露、アンタ、結婚が人生の最終目標とか思うなよ!」

「なんじゃ、あの婆さんは!」

「男に選ばれることだけしか、考えとらんのやろう?」

「変な男(祖父)にすがって、自分、失敗したくせしやがってからに💢😠💢」

幼稚園児に向かって、世間の厳しさを教え込む母なのでした…。


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