無いことにしてみたツケ
今日は、締め切り付きの仕事がやって来る日でした。
納品まで24時間ありません。
難易度は、中くらい。
この仕事の他にも、様々な依頼がやって来ます…。
どの仕事を後回しにするかを考えて、お客さんに本日中に出来ない旨、伝えます。
とにかく、締め切り付きの仕事が最優先です。
今日やって来た仕事。本当は、早く仕上がることもあるのですが、すぐには納品しません。
もし、早く納品すると、さらにスピードを求められる様になるからです。
「戦略的無能」 という作戦を決行します(笑)。
締め切り付きの仕事がやって来る日は、病気にもなれず、かなりのプレッシャーがかかります。
本来、もう1人、同じ仕事ができる要員を確保すべきなのですが…。
従業員達の訴えも虚しく、ボスは知らん顔。
自転車操業が続きます。
体調不良にも関わらず、出勤して来たある従業員。
皆が心配して声を掛けます。
「大丈夫ですか?」
すると、本人がヤケクソ気味に答えます。
「大丈夫じゃありませんっ!」
やっぱり、ボスは見て見ぬふり。
(オマエ、鬼か!)
従業員達のボスに対する不信感は、日々蓄積されていきます。
それを、自分の中で無いものとしてやり過ごしていくか、ぶちギレて退職するかは、人それぞれ。
ある従業員が言いました。
「私、人間に期待していないから!」
まあ、そんな生き方も一時はラクかも知れませんが…。
変に我慢を続けたツケもまた大きいに違いないのでした…。
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