取り敢えず、話してみよう!
休日の私の楽しみ。百貨店の物産展です(笑)。
意外にも、物産展では、社長さん自らが商品を売りに来ている確率が高いのです。
このご時世、休日の物産展といえども、客足はまばら。
オジサンが、お米を売っていました。とても、暇そう・・・。
じっとお米を見つめる私に、オジサンが話しかけて来ます。
(あっ、このこのオジサン、絶対経営者だ!)
私の職業柄(?)、変な勘が働きます(笑)。
話しかけてくる熱量、可愛げ、個性の3拍子が揃っているオジサン。
早速、お米のインタビューを開始する私。
元々、転勤族の家庭で生まれ育った私は、そこそこ様々な土地の名産品についての関心があります。
「オジサン、我が家では、お米と言えばひとめぼれなんだけど、オジサンの作っているお米はさぁ~、ここ数年の間に登場したものでしょう?」
「ひとめぼれとは、どう違うのかなあ~?」
とりあえず、思った事を口に出してみる。
過去の経験則上、この様なお客さんの質問は、大概、大歓迎されます。
すると、大変熱心にお米の説明を始めるオジサン。
やがて、世間話に花が咲きます。
「あのね、私、社長なの!」とオジサン。
(やっぱり、そうだ!)
「近々、農業法人を設立するんだよね~」
(なんですと!?)
ここで、私の職業人スイッチがONに・・・(笑)。
「オジサン、法人を設立するとなると○○や××といった準備が必要でしょう?」「私の職業は、△△だから、困ったら相談してよ!」
すると、オジサンは、自分の名刺をくれました。
お米を買うついでに、ちゃっかり、営業をしてしまう私(笑)。
オジサンが仕事を頼んでくれるかどうかは別として、とりあえず、話してみないと始まらない!
今は亡き、外国人の友人(経営者でした)が教えてくれたことでした。
人との縁は、ひょんな事から生まれることもあるのですから。