解毒剤だったのか?
父と接した人達の多くが、父との思い出を楽しそうに語ります。
父本人は、積極的に人と関わろうとはしていないにも関わらず。
勝手に人が寄って来る、不思議な運命の人なのでした(笑)。
父は、人をいじめる人が嫌い。
いじめられている人がいれば、そっと寄り添います。
そして、弱い者いじめをしている人に、毒をプレゼント。
しかし、父がその人にいじめられることは、ありません。
それどころか、毒をお見舞いしたハズの相手が、父に懐いてしまうことも、しばしば。
不可思議な存在感を放つ父(笑)。
自然と、皆の中心にいたりします。
父が成し遂げた偉大な業績(?)。
それは、不幸な人生を歩んでいた1人の女性(母)を幸せにしたこと。
人生の最終目的が、父親の殺害だった母。
殺人鬼の様な恐ろしい目に、冷たい表情をした母が、父の前では楽しそうに笑っているではないか…。
人は、幸せになると、変な目標など、忘れてしまうのでした(笑)。