それぞれの身の処し方
今の職場に移籍してきて2か月程。
何処の職場でも、アホキャラの地位を獲得する私(笑)。
少しずつ、同僚達が話しかけてきてくれる様になりました。
職場の皆の関心事は、もちろん(?)、この職場に君臨する強烈キャラのボス(実務チームのボス)についてです(笑)。
従業員達にとっては、大変な困ったちゃんです。皆が、等しく被害者。
同僚達が、日頃の貴重な研究成果(?)を報告してくれます。
「最近、分かってきたんだけど・・・」
「花甘露さん、ボスが仕事の進捗状況を尋ねてきた時は危険ですよ~」
「困難な仕事を振ってくる前触れですからね!」
「そんな時は、モニョモニョと言葉を濁すと良いみたいねー」
「それに、ボスの言っていることは間違いが多いから要注意だよ~」
「本当の虎の巻は、○○さん(心優しき男性職員)ですよ」
「ボスの間違いをそっと正してくれますからね」
「何か困った時は、ボスの居ない時を見計らって、こっそり○○さんに質問しようね!」
「ボスの指導通りに仕事をして失敗しても、お客さんに謝るのは自分だからさ~」
「自分が変な指導をしたこともすぐに忘れて『あなた、何でそう思ったの?』なんて言って、人を責めてくるんだよ~」
まだ、この同僚は、優しい方です(笑)。
総務の女性。とても、辛辣です。
「アイツは、口だけは上手いけど、『仕事が出来ない』ってお客さんの間でも評判なんだよ」
「ケチで、度量が狭くてさ~、執念深くて、しつこいんだよ!」
この女性、気は大変強く、いつもボスとやり合っています。
しかし、彼女がお仕えしているのは、私とは別のボス(コンサルタントチームのボス)です。
私がボスに何かを主張する時は、ボスが上機嫌で私をいじりに来た際に、返り血を浴びせる形で、笑いを織り交ぜるのですが・・・。
この職場で以前から働いている私の友人。
ボスに対して大変な不満を抱えているのですが、ジッと耐え忍んでいます。
ボスに不満を言うことは、一切ありません。
おかげで、貧乏くじを引かされて続けています。
ボスやこの業界の人達が考えるところの「難易度の高い仕事」を任せてもらえず、とても悩んでいます。
かなりの仕事量を抱えて頑張っているにも関わらず、ボスの評価はイマイチ。彼女も、その雰囲気を察知して、投げやり気味です・・・。
そんな彼女が言いました。
「花甘露さんは良いよね~。文句言っても、冗談っぽく流してもらえてさー」
アホキャラが幸いしたのか、私が言いたい事を言っても、ボスはヘラヘラと笑っています。
しかし、どんな事を言ったとしても、ボスの心に従業員の言葉が響くことは一切無いのでした(笑)。残念!