今だけがすべてではない
今日は、大型書店へ出かけました。
すると、ある女性がExcelの本を選んでいました。
「やっぱり、Excelが上達した方が、仕事の効率が上がるわよね!」
そう、ご主人らしき男性に話しかけたところ、彼が言いました。
「それ、上達したところで、給与に反映されないよな?」
「皆にExcelの使い方を教えて横共有したところで、評価もされないしさ~」
「お前んとこの会社、残業した方が評価されるんだろう?」
「大体さ~、Excelで出来る様な仕事は、今後、無くなって行くんだよ!」
「結局は、○○とか、✕✕とか、△△みたいな、最後は人間が判断しなければならない仕事が残るんだよな~」
おお、私のやっている仕事の名前も、出てきたではないですか(笑)!
ちなみに、私の職業の認知度は超低め。
さらに、男性が続けます。
「そんな仕事は、事務のお姉さんにやらせとけばいいんだよ!」
「さっ、帰ろう、帰ろう!」
それを聞いた女性は、本を選ぶのを断念して、男性と共に帰ってしまいました。
実は、私もExcelを極めようと思って書店を訪れていました。
(オイラ、人手不足の中小企業勤務だから、何でもやらなきゃいけないもんね!)
有資格者と言えども、細かい事務作業に追われます。
安穏とふんぞり返っている訳には行かないのでした…(笑)。
職場ではExcelができないと、たいそうバカにされてしまいます。
必要最低限の操作はできなければなりません。
そして、我が職場も書店の男性が言っていた様に、従業員間で仕事に有益な情報を教え合っても、何も評価されません…。
ボスは仕事の内容を理解していなくても、とりあえず、数をこなせば良いと考えています。
深く考え込んでいると、叱責してきます。
「そんな事、分からなくても良いだろう?」
こうして、従業員達の学習意欲は著しく低下。
「必要最低限でやって行こうぜ!」
Excelの使い方どころか、仕事の本質部分まで横共有されません…。
せっかく、仕事仲間が居るのに、残念です。
それなら、同じ場所に集まって働く意味もありません…。
取り敢えず、私は、やる気を無くしている場合ではありません。
ちゃんと、Excelの本を2冊購入(笑)。
(できることは、何でも挑戦してみるのだ!)
きっと、何時か役に立つハズ。
たとえ今は評価されなくても、将来の自分のために頑張らねばならないのでした。