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レアケースの醍醐味
仕事をしていると発生するレアケース。
私は、このレアケースが嫌いではありません。
レアケースの発生は、学びのチャンスです。
今日も、レアケースが発生しました。答えは、社内にはありません。
早速、関係機関に電話をかけまくりますが、見解が分かれます。
そもそも、レアケースなので、相手方に状況を説明するにも一苦労です。
同業者の先輩に相談しても、分かりません。
最終手段は、現場ではなく、上級機関に問い合わせることになります。
いきなり、上級機関に問い合わせると、門前払いされてしまいます。
「あそこも、ここも、色々問い合わた結果、見解が分かれています」などと言いながら、回答を引き出します。この間、3時間以上。
現場が知らなかった対応の仕方と、その根拠となる文書が示されました。
答えを得た頃には、すっかり疲れ果てていました(笑)。
相談に乗ってもらった以上、先輩にも報告をしなければなりません。
とても、好奇心の強い先輩。結果だけを報告しても叱られてしまいます。
「その根拠は、どこにあるのですか?」と前のめり気味の先輩。
よくよく考えると、この先輩に事の顛末を報告をするのが、一番手間なのでした(笑)。根拠となる文書は、分かりにくく書かれています。
訳の分からない文書と格闘すること、さらに30分余り。
それでも、私はこの一連の仕事が楽しいのです。
分かりにくい事を、いかに分かりやすく説明できるか。それが、勝負です。
今日も、何とか、先輩に納得してもらうことができました。
しかし、今回のケースは、一般的な考え方に従った結論とはなりませんでした。この点は、先輩と私の間でモヤモヤとした感覚が残ってしまいました。
「普通」とか「常識」で物事を判断することができなこともある。
それが、レアケースの面白いところであるのかも知れません。