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お断りは難しい
今日も、締め切り付きの仕事に追われていたところ、昨日に引き続いて、後輩が騒ぎ始めました。
(今度は、一体、何が起きたのか?)
今年に入ってから、後輩と一緒に担当することになったお客さん。
何かとお騒がせです(笑)。
「本来、我々がやるべきでない様な仕事を押し付けてきました!」と後輩。
忙しい私。
「じゃあ、断っておいてね!」
メールでお断りの文章を作成するのに、相当な時間を要している様子の後輩でしたが、「花甘露さん、断っておきました!」との報告を受けて一安心。
のハズが…。
それから、5分も経たないうちに、またしても後輩が、「花甘露さ~ん!」と呼びかけてきました。
「断ったのに、お客さんがゴリ押しして来るんですー」
ここで、ようやく重い腰を上げる私。
後輩の送ったお断りメールと、お客さんのゴリ押しメールを見てみます。
後輩の送ったメール。
滅茶苦茶弱気な文章を書いていて、断っているんだかいないんだか…。
「察してくれよ!」感満載のメールには、曖昧な言葉が散りばめられていました。
これでは、お客さんに、「もっと押せば何とかなる!」などと思わせてしまいます…。
後輩自身も、「ほんのり断っているのに~」などと発言。
(こりゃ、ダメだわ…)
次に、お客さんのゴリ押しメールを読んでみます。
「私は、この仕事をやったことがなく、やり方を知りません。」
「ですから、こういうことは、御社がやるべきかな~って思いまして。」
「もし、私の認識が間違っておりましたら、ご返信ください。」
(はぁ~?)
後輩が言いました。
「ウチにこの仕事をやらせようとする理由が、変ですよね?」
今度は、私がお断りのメールを作成。
すると、…。
「花甘露さん、キツ過ぎますよ~」
「私なら、こんなメールを送る勇気はありませんよー」
「賭けですね?」
またしても、騒ぎ出す後輩。
(オイ、オイ、後輩、ボスに対しては強気なのに…)
後輩の心配を他所に、送信ボタンを押す私。
(オイラ的には、ちっともキツくないモンね!)
これで、厄介事からは解放。
「やりましたね、花甘露さん!」
大変嬉しそうな後輩。
時に、お断りは、躊躇なく行うことが大事なのでした。