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10wasakimegume
期待すると苦しい
幼い頃から、父が私に諭していたこと。
「花甘露のお母さんは、普通のお母さんとは違うから、その事は、よーく心得ておかんね!」
(はぁ~?)
「普通のお母さん」ってなんぞや?
物心付いた頃から、母は母であり、それ以外の何者でもなかったではないか?
やがて、母の実母までもが、同じ事を言い始めます。
「花甘露ちゃん、あんたのお母さん、アレ、母親らしくないで~」
なんか、よく分からないけれど、そうらしいのです(笑)。
一旦は母を捨てたことのある祖母が、その様な事を言っているのを聞いた母。
当然、激怒。
「あの婆さんは、何を言うとるんかっ!」
「私は、子供を捨てんかったんやでー!」
これを聞いた父。
「子供を捨てないのは当たり前の事たい!」
「声高らかに言う事では、なかっ!」
(皆、常識のラインが違うのか?)
確かに、聖母マリア的でない様な気はする。
ミルキーママでもない。
優しく子供を抱く母親像など、端から期待していなかった私。
(別に、よくないかい…)
母は、母なりに、自分のやり方で子供を育てただけ。
その分、良くも悪くも、普通の子供が与えてもらえなかったであろうモノもまでも、もらえたのですから(笑)。
人生には、インパクトが必要なのでした…。