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arika7
「辞めるんだ!」の騒ぎ
転職活動の面接。
珍しく、本当の不合格理由を教えてくれる所がありました。
「自信があって物怖じしないところは好感が持てるものの、既存のメンバーと上手くやって行けるかどうか懸念があるため」
要するに、私は生意気に見えたらしい(笑)。
これまで、野戦病院みたいな職場を渡り歩いて来たのです。
人を罵倒しまくるボスや、攻撃的な先輩従業員達の中で、それなりに鍛えられたのかも知れません(笑)。
か弱くては、やって行けないのです。
知らず知らずのうちに身に纏った厚かましい(?)オーラが、この会社には合わなかった模様。
まだまだ日本社会では、謙虚そうに見えることが重視されています。
ちなみに、職場内での私。
ひたすら黙って働くのみ。
自分の考えを表明するなんて、もってのほか。
もう、人形状態(笑)。
一方、中途入社のベテラン新人さん。
コンサルチームの従業員達に、「私、辞めたいんですけど~」と意思表明。
さらに、「実務チームには、意地の悪い人が沢山います!」と、コンサルのチームリーダーに報告。
そして、今日。
「花甘露さん、私、ボスに『辞めるかも知れません!』って言いましたからね!」
などと言い出すではありませんか!
「一応、体調不良ってことにしといたから!」
「ボスは、『どうにかならんのか?』とか言ってたけどさ!」
彼女、次の就職先を決めていません。
私が、「次を決めてから、辞めるんですか?」と尋ねると…。
あっけらかんと、「そうよ!」と、おっしゃるではありませんか!
(なんて、度胸があるんだ…!)
大半の人達が、静かに転職活動をして次を決めてから、おもむろに退職を言い出すのですが…。
ベテランさんの「辞めるんだ!」騒ぎは、ついに、行き着く所まで行ってしまったのでした…。