私が気にしていた淡路島の危険な観音像
父の運転で、淡路島を走っていました。
すると、今話題の「世界平和大観音像」が見えてきます。
かなりの存在感があります。
でも、正直なところ、作りは雑なような気がしました。
そして、観音様の表情もあまり神々しい感じではないような・・・。
それもまた、愛嬌なのかもしれません(笑)。
早速、神戸在住の祖母に観音像の事を話してみます。
「淡路島で、さえない感じの観音様を見たんやけど・・・」
すると、祖母が観音像が建てられた経緯を話し始めます。
「あれはなぁ、子供の頃、勉強が出来ず、周りの人達に『鼻たれ小僧』と呼ばれて、悔しい思いをしていた男性が、お金持ちになって、皆を見返すために建てたんやって!」
この話は、確かかどうかは分かりませんが、そうなると、この観音像は、「リベンジ観音」という事になります(笑)。
観音像は、時折テレビなどで、迷惑観音として登場していました。
観音像を建てた男性とその妻が亡くなってから、管理する人がおらず、廃墟化すること15年ほど。
経年劣化のため、コンクリートの一部が剥がれて落下してくるなど、周囲の人達は大変迷惑していたそうです。
しかし、この度、観音像の解体を始める旨のニュースが流れてきました。地元の人達も、さぞかし安心した事でしょう。
時折、ふと、私の頭の中をよぎってきた観音像。
これでようやく、私のちょっとした胸のつかえが取れることとなりました。
めでたし、めでたし。