決断の時か?
私のいる業界。
1年ごとに転職を繰り返す人も、珍しくありません。
そして、3年程すると、絶望して業界を引退する傾向が…。
私も先週、転職エージェントの方から、ある事業会社の最終面接通過の連絡をもらいました。
エージェントのお姉さんによると…。
「あなた方の業界の人達は、事業会社への転職を熱望されている人が多いんですよ!」
「でも、苦労されている方が多くて…」
「逆は、簡単なんですけどね…」
事業会社から我々の業界へ転職して来る人達を、私も何人か見て来ました。
まあ、大概、1ヶ月も持ちこたえられません(笑)。
「こんな詐欺師みたいなボスの下で働けません!」
「労働条件が、ウソだらけです!」
「人を迎え入れる体制が、全く整っていません!」
必要最低限以下で、人を働かせているのです。
タコ部屋みたいな狭い部屋に、従業員を押し込めている所もあります。
机は2人でひとつなんてこともあります。
絶対に間違えてはいけない細かい計算を、狭いスペースで行うハメに…。
しかも、パソコンは小さいノートパソコンのみが貸与される始末。
テンキーは、自費。
荷物を置く場所も無く、机は書類で溢れます。
職場のトイレ掃除もやらねばなりません。
給与額も低く、派遣で働いた方が稼げます。
「自分は、何のために国家資格を取得したのか?」
そう、頭を抱える人達が続出。
特に実務畑を歩いた人達は、一生大量の書類と格闘するハメに…。
コンサルより、実務の方が需要が高いのです。
それなのに、実務の方が給与額が低いという理不尽。
求人広告には、「コンサルタントも目指せます!」などと書いてありますが、コレ、大概実現しません。
面接で、「コンサルタントを目指せるそうですが…」と尋ねると、面接官は大きく首を横に振ります。
「まずは、実務をやってもらいます!」
「まずは」とか言っていますが、永遠です。
エージェントのお姉さんが、言いました。
「事業会社の方が、豊富な経験を積めます!」
「それに、(事業会社で経験を積むと)今後、より(好条件で)転職がしやすくなります!」
(業界を離れる時が来たのか?)
迷うところなのでした…。