パンはどうした?
四国に住んでいた頃、地元に他県から来た人達にも人気のパン屋さんがありました。
このお店のパンは、食パンとコロッケパンの2種類しか販売されていなかったと記憶しています。それでも、大人気なのですから、大したものです。
こちらのパンをお土産で人にあげると、ほとんどの確率でこう言われます。
「お金出すから、また買ってきてよ!」食パンがとても人気です。
しかし、このパン屋さんには、一つ問題が( ^ω^)・・・。
父の知り合いが、10時の開店と同時にパンを買いに行きました。
お店には、ひとつのパンも並んでいなかったそうです。
不思議に思った彼が店主に尋ねます。「パンは、どうしたんですか?」
すると、予想もしなかったお答えを頂戴することとなりました(笑)。
「今開店したんだから、今からパンを焼くに決まっているだろう!」
店主が、ぶっきらぼうに答えます。
彼は思いました。「これが、この地方の常識なのか?」
なんだか、ムッとした彼でしたが、このお店のパンを買うことを止められないのでした。
恐るべし、食べ物の力よ(笑)!