配偶者の選択
父の3番目の姉(私の叔母)。
大変社交的な男性(私の義理の叔父)と結婚しました。
この男性、大変頼りになります。
人当たりが良く、面倒見も良い兄気分的なキャラ。
親戚の皆が、言います。
「○○ちゃん(父の3番目の姉)が、親戚の中で、1番の幸せ者たいね!」
ところが、…。
父と母は、知っていました。
実は、この姉、かなり苦労しているのです。
「あの人は、外面ばっかり良くて😠」
「見栄っ張りで、お金遣いも荒いし、借金が途切れんと!」
「1番下の子を継子いじめすると!」
ちなみに、この子は、叔父の実子です。
何故か、叔父は長男と長女だけを可愛がり、次男には、キツく当たっていました。
「オマエは、要らん子たい!」
叔母は、この事に大変心を痛めていました。
次男は、親戚の中でも飛び抜けて美男子。
ところが、叔父に虐げられた事が影響してか、大変暗い男子に成長。
女子からは、ちっともモテません…。
一方、長男は父親に可愛がられて、超明るい性格。
ちっとも男前ではないのに、滅茶苦茶モテモテ。
転校時には、多くの同級生(女子)が駅に押し寄せ、涙を流し出す始末。
その後、彼は、元女子アナと結婚しました。
次男の方は、未だ独身。
メンタル不調で、家に籠ってしまいました…。
叔父は、男女問わず人付き合いが激しく…。
もちろん(?)、浮気三昧…。
外面が良すぎる反動が来て、家では三角目をして、叔母を叱り付けます。
「オマエは、気が利かんと!」
しかし、叔父の人気は凄いもので、叔母が親戚に愚痴を言っても、ちっとも信じてもらえません…。
逆に、叱責されてしまうのです。
「あんな良い旦那さんの事を悪く言うとは、何事と!」
誰にも理解されず、やるせない気持ちで過ごしている姉の話にそっと耳を傾ける父。
この様子を見た母が、言いました。
「ああいう、意図的な男(叔父)は好かんのよ!」
「無理が来て、家族に八つ当たりしとるんやろ~?」
母は当時、自分の目の前に現れた、(極貧で)鼻水を垂らしていた男性との結婚を選択。
「ありのままで良かったわ!」
「ちっとも、格好付けへんかったしな!」
「正直が、1番なんよ!」
苦労人の母が下した決断は、結果的には大成功だったのでした(笑)。