我慢の時
今月から働き始めた会社で、私を指導してくれている先輩。
とても熱心に教えてくれます。
「花甘露さん、私には、何度質問しても構いません!」
(なんと、感動的なんでしょう!)
先月まで私が働いていた職場は、誰も私を指導してくれる人がいませんでした。
「私の行っている仕事は正しいのかしら?」といつも不安でした。
しっかりした(?)お客さんを担当していないと、誰も自分の誤りを指摘してもらえません。
そもそも、お客さんに仕事のチェックをさせることが前提なのも、おかしな話ですが…。
その代わり、料金は異常に安くなっています(笑)。
今の会社は、仕事のチェック方法がきちんと確立されています。
そもそも、間違っているかも知れない仕事を納品するという前提は、ありません。
誤りを発見するためのツールが数多く準備されており、そのツールを使って、あらゆる角度から、自分の行った仕事の検証を行ないます。
成果物作成そのものよりも、こちらの方が難しい位です。
今日も、このツールに悪戦苦闘。
あまりにも複雑な複数のツールを使用しているうちに、自分が何をやっているのか分からなくなります。
帰り際に、先輩が言いました。
「花甘露さん、嫌気がさして、退職しないで下さいね!」
(きっと、とんでもない表情で仕事をしていたに違いない…)
しばらく、苦しみの時は続くのでした…。
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