![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158152122/rectangle_large_type_2_77e9593258be4b47f43fa81056c9ca08.png?width=1200)
介護施設で最期を迎えるメリットとデメリット
「介護施設で最期を迎える」とは、安心して穏やかな日々を送れるよう専門スタッフが寄り添い、医療連携チームがサポートしながら、最期までを見守ってくれることです。
認知症グループホームで最期を迎えたい
「グループホームつどい宝柳家」では、開設以来31名のご利用者さまのお看取りをいたしました。すべてご本人とご家族のご意向によるものです。年々施設での看取りを望まれる方が増えているように感じます。
現在も穏やかな日々を送れるようご支援しているご利用者さまがいらっしゃいます。
グループホームご入居から16年。100歳を迎えられた春子(仮名)様は、7年前から寝たきりの状態ですが、コミュニケーションは良好です。
![](https://assets.st-note.com/img/1729059384-pfQqtFColSW2NcB3rkIhzUER.jpg)
お口からしっかりお食事も摂れるため、医師の指導のもと特別食を一口一口注意深く介助しながら召し上がっていただきます。
水分もトロミをつけ、容器に入れて慎重に。
![](https://assets.st-note.com/img/1729059455-dhnZlpgsqOkim3TjJxSYczwL.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1729059604-jkGueUPtVC0gBSqwy4KaZi9O.jpg)
体調の良い日には、リクライニング車椅子にて行事にも参加していただき、楽しい雰囲気を感じていただいています。
穏やかに過ごせた1日1日に感謝する日々✨
私たち施設スタッフも、悔いのないよう1日1日を大切にしています。
介護施設で最期を迎えるメリットとデメリット
介護施設であれば、24時間体制のサポートだけでなく、専門的な知識と技術をもつスタッフによる最善のケアを受けることができます。また、ご家族の精神的な負担にも寄り添い、共に悲しみを分かち合ったり、心の支えにもなってくれます。
とはいえ、介護施設で最期を迎えることには、さまざまなメリットとデメリットがあります。ご本人の希望はもちろん、ご家族の状況などを考慮し、どのような場所で最期を迎えたいのか、慎重に検討することが大切です。
🔶介護施設で看取ることのメリット
24時間体制のサポート
24時間、専門スタッフによる最善のケアを受けることができます。
尊厳を大切にできる
ご本人の意思を尊重し、自分らしく最期を迎えられるよう、さまざまな工夫がされています。
ご家族の負担軽減に
在宅で不安を抱えながら24時間付きっきりで看る必要がなく、最期の時間も 専門スタッフがいることで安心して見守ることができます。
医療連携
介護施設は地域の医療機関と連携しており、看取りケアをサポートしてくれ
ます。
🔷介護施設で看取ることのデメリット
経済的な負担
介護施設によって入居費用は異なりますが、一般的に高額になる傾向があり ます。
環境が合わない
自宅とは異なる環境での生活に、ストレスを感じることがあります。
看取りに対応していない
すべての介護施設が看取りに対応しているわけではありません。
入りたい介護施設が看取り対応をしていない可能性もあるので、確認する必要があります。
後悔のない選択を
どこで、どのように大切な人の最期を見守るのかを考えたとき、自宅や医療機関、介護施設など選択肢は多岐にわたります。
いずれもご本人の意思を尊重しますが、ご家族が後悔しないことも、とても大切なことです。
後悔しないためにも、悩んだら遠慮なく専門家に相談してください。