令和6年度国家公務員試験が変わる?
国家公務員を志望する学生の減少が止まらない。
そんな中、令和6年度から国家公務員試験の制度が変わるらしい。。。
何が変わるのか、、、
基礎能力試験の出題数が40問から30問になるらしい。
内訳は、、、
今回は主な変更点・職員から見た令和6年度試験の注目点を挙げていきたい。
以下は、国家公務員人事院からの発表内容
〇主な変更点
1. 総合職・一般職(大卒程度)の試験日程の前倒し
2. 総合職・一般職(大卒程度)で基礎能力試験(教養試験)の出題数・解答時間変更
3. 知識分野の出題変更
1. 総合職・一般職(大卒程度)の試験日程の前倒し
総合職試験は段階的に前倒しの日程にしていたが、令和6年度は3月17日に実施される。(このnoteを書いている段階ですでに申し込みも終わり、受験生の皆さんが目にする頃には試験は終わっているかもしれない・・・。)
一般職(大卒程度)試験は6月2日に実施される。令和5年度までは、例年通り6月第2週日曜日に実施されていたので、1週間前倒しで試験が実施されることになる。受験申込もすでに始まっており、これから受験を考えている方は、3月25日までに忘れずに申込を。
2. 総合職・一般職(大卒程度)で基礎能力試験(教養試験)の出題数・解答時間変更
総合職・一般職(大卒程度)ともに基礎能力試験の出題数が
40問→30問
に変更された。また、解答時間も
総合職試験 3時間 → 2時間20分
一般職(大卒程度) 2時間20分 → 1時間50分
に変更。どちらも出題数の減少とともに、解答時間も大幅は短縮となった。
3.知識分野の出題変更
令和5年度までは自然・人文・社会(時事含む)合わせて、13題出題されていた。これが令和6年度は自然・人文・社会に関する時事、情報合わせて6題の出題に変更された。
〇職員から見た令和6年度試験の注目点
本校の学生が主に受験する試験が一般職(大卒程度)なので、そちらにフォーカスを当てて話していきたい。
まず、試験日程の前倒しに関しては、1週早まった程度なので、勉強する期間が短くなったことは痛いことではあるが、そこまで影響があるほどではないと思う。
むしろ意識するべきは出題数・解答時間の変更である。今まで2時間20分の試験時間で行われてきたものが30分短くなることはそれ相応の準備をして試験に臨まなくてはいけない。多くの受験生が過去問を解いて演習していくとは思うが、昨年度までの試験と時間が違うため、解く時間を工夫する必要がある。具体的に意識すべきは判断推理・数的推理に割ける時間だ。公務員試験を受験する中で必須となる判断・数的は勉強する時間を多くとっているため、
「どうしても判断・数的はしっかり解きたい!難しくても、めっちゃ勉強したから、ここで点数をとらねば!👊」
と、全ての判断・数的の問題に多くの時間を割いてしまう。今までの試験では2時間20分あったので、ある程度他の問題でリカバリーがしやすかった。(特に知識分野は問題さえわかれば時間がかからない問題がほとんどのはずであるから)
しかし、令和6年度試験ではそれが、難しい。だからこそ自分の中で判断・数的にどれくらい時間を割けるかを把握しておくことが重要だ。自分自身が文章理解を読むのにどれくらいかかるのか、資料解釈の計算にどれくらいかかるか、ある程度の算段をつけておき、そこから判断・数的にかかる時間を逆算していく。そのような工夫も過去問演習を行う際には必要になってくるのではないかと思う。
また、知識分野の出題変更に関しては、人事院が問題例として挙げているものを見るに、これまでの試験同様、自然・人文・社会それぞれの知識は十分に必要なため、勉強内容は大きく変更する必要はないかと思われる。しいて言えば、出題数が減少しているため、多少勉強のウェイトは減らしてもよいかも?
大卒程度試験においては、専門科目に変更はなく、配点比率も専門科目の方が高いため、受験生の勉強は変わらず専門科目に重きを置いて良いかと思う。
一次試験ボーダーが何点になるかは気になるところではあるが、例年通りのボーダーを考えると、基礎能力試験では6割・・30点中18点前後を取れると自己採点をした時、安心できるのではないかと想定している。
試験内容が変更されて初めての試験で受験者の皆さんは不安が大きいとは思うが、勉強する科目に変更はないので、公務員試験合格という目標に向けて、日々取り組んでほしい。
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