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あなたがダメだと思っているところが能力である可能性
私が伝えている「インドの伝統医学・アーユルヴェーダ」の理論を用いて、人間の本質を分析し、今の状況や自分の能力の活かし方など、そして季節に合わせた心と体の健康の話をする、「おSENTOロックショウ」シーズン2。
毎週水曜日21時から、YouTubeチャンネルとFacebookライブで生配信している。
そして配信後に、noteでその振り返りをテキストでまとめているのがこれ。
今回のゲストは、心に届ける選書サロン「ハグリード」を主宰するえーみぃさん。
お仕事としては、肉体的、精神的にサポートが必要な人の家に行き、家事をしたり、ご飯を作ったりする訪問ヘルパーもやっている。
やたらと長い配信になったのだが、それもまた体質と関係していると思われる。笑
※この記事では、アーユルヴェーダの健康のあり方をベースにお話ししています。そのベースは動画の冒頭で10分程度で説明しているので、アーユルヴェーダをご存じない方は、ぜひ動画の最初を少しだけ見てからお読みください。
風か?水か?
アンケートでは、風のエネルギーが多めに出たえーみぃ。
だが、えーみぃのしゃべり方をみたら、ゆっくりおだやかで水っぽい。
本が好きなのも水っぽい。
忍耐力があるのも水っぽい。
でも、体力がなく、気分屋な一面もある。
これは風っぽい。
おそらく水がベースで風も多め、と言う感じだな、と言う判断は割と早めに出ていた。
ちなみに今回、配信がいつもより長めになったのも、水の人は話すペースも思考もゆっくりなので、自然に話をしてもらうにはこのペースを崩してはいけない。
水の人が話しやすいテンポや速度に合わせていくことが大切。
急かしたり、スピードをあげたりして、「あ、いそがないといけない」と察したら、とたんに話さなくなるか、その場をつくろう表面的なことしか言葉にできなくなるし、しなくなる。
24歳で上咽頭がんを体験
実は、過去にがんのステージ3になり、つらい治療を経験したことがあるえーみぃ。
当時は、仕事が忙しく、それでもがんばってやっていたという。
忙しすぎる仕事は風を増悪させて体を弱らせ、免疫力を下げただろう。
体がつらかったはずだけど、水の忍耐強さでかなりガマンを重ねてしまったんだと思う。
動画にもあるが、上咽頭がんは治療が効きやすいがんだそう。
とは言え、かなり痛く苦しい治療とのこと。
もう一度、がんになってこの治療をするか、何もしないか選ぶとなったら、ちょっと考えるぐらい痛くてしんどいらしい。
しかも、動画でも話してくれているが、点滴を常時さすための手術も麻酔がちゃんと効かないままされて、痛くて泣いたというエピソードも。
この痛み強いところこそ、水らしい。
水の人は、ざっくり言えば鈍感なのだ。
(逆に風の人は繊細)
鈍感と言うと鈍いみたいに感じるが、感じ方がやんわりだからこそ、心も体も耐性が強い。
忍耐力がハンパなくあるのである。
その分、我慢しすぎて事態を悪化させる。
病気になかなか気づかない、病院に行くほどでないと考える、これも辛抱強い水の人だと「あるある」なのだ。
実際、私もテレビの仕事をしていた時にとにかく勢いでがんばりすぎ、体調が悪くても水のパワーでガマンが効いてしまい、結果、もうダメだ…ってところまでやってしまった。
ガマンしすぎは心身ともに負担をかける。
気合いで何とかなるものでもない。
自分が経験してきて分かること。
現在の風が少し増悪気味
えーみぃの感じは、水も風も同じぐらいか、水が多めぐらいなイメージ。
アンケートで風が若干増えているところは、ちょっと気になるところ。
たとえば、子どもの頃はよく寝る子(水)だったのに、今は毎日一度は目が覚める(風)。
この変化は、風の増悪である。
少し前に離婚からの一人暮らしに変わり、生活環境の変化は風の増悪につながる。
もともと風っぽさがある人なので、繊細な面もあり、不安や心の不安定さも出やすいはず。
そうしたものを、水のガマン強さでため込んでしまうと、心身共に弱りやすくなってしまう。
アンケートで見える風の増悪は、そうしたところと関連していると感じた。
その上で、風を沈静するような食べ物、セルフケアについても少しお話しした。
どんくさくて怒られた記憶と事実誤認の話
えーみぃのもう一つの肝は、配信では深堀しなかったが、「子どものころの記憶は怒られてたことだけ」と言ってたことではないかと思っている。
ただ、えーみぃには「おかんにずっと怒られてた記憶しかない」が、先日お母さんと旅行に行った際に子どもの頃の話を聞いたら、「よく寝る子」と返ってきたそうだ。
そう、子どもの頃の記憶は、自分の感じたことが何十倍にもなってインプットされていると感じる。(自分の経験からも)
実際は、怒られていたことは一部だったはずなのに、その部分の強い印象や「私はどんくさい」と言う思いだけが、増幅されてしまっている。
実は、コンプレックスの根源はこんな誤解から生まれてると思う。
私も、自分のことを「女性としての魅力はない」とずーっと思ってきたが、その始まりはクラスの男の子にからかわれたことにあったんじゃないかと思う。
今もそうだが、私は前歯が大きくていわゆる「出っ歯」。
これをちゃかされて、「キスしたら歯がぶつかる」と笑われたところから、どこか異性や恋愛には積極的になれない気持ちが生まれてしまった。
それが解消できないまま、大人になってしまったが、たぶん言った方は一つも覚えてないだろうし、それほど大きな意味はなかったはず。
今は、それも分かる。
だが「分かる」ことと、「傷が癒える」ことはまた別だと言うことも分かっている。
つまり、嫌なことや傷ついたことは、とても大きくインパクトを残すけれど、実際にはその人の中のほんの少しの特徴でしかない。
だからもし、子どもの頃の印象や誰かの言葉が大人になっても心に刺さってとらわれている人がいたら、絶対的にその感情を疑って客観的に事実を再構築して欲しい。
きっと、事実誤認があるはずだ。
誤認だったとしても、あなたの負った傷がすぐ治るわけではないけれど、一生直らないと言う勘違いからは抜け出れるかもしれない。
また、その傷ついたり怒られたりしたことから、そうじゃなくなろうと頑張って努力をした人は、がんばった分、新しい能力を身に着けられたわけだから、その傷は無駄ではなかったと言うこと。
そう気づくことができれば、徐々に手放していけるのではないだろうか。
つまり、えーみぃが自分で思っているほどどんくさくないし、そこを自虐的に考えたり、いじったりする必要もない。
マイペースで思考がゆったりしていることは悪いことでも欠点でもないからだ。
今のヘルパーさんのようなお仕事は、水の安定したしゃべり方や、急がせない空気感、ゆるくてのんびりとした対応ができる水の良さが生きていると思う。
全ては、特徴であり能力。
何にどう使うかで、全然意味が違うのである。
動画の中でも話したが、私は水と火のエネルギーが多いタイプ。
アーユルヴェーダをやり始めて思い出したのだが、子どもの頃はマイペースでとろくて「人より早く準備をしなさい」と注意されていた。
でも、火がある私は何度も言われるうちに「そうなのか」と真面目に努力し、人に負けたくない火のパワーを発揮して、ある程度、克服してしまったのだと思う。
だから、物心ついたころからは、誰も私のことを「とろい」などとは思わなかっただろう。
でも、テレビを辞めて、マイペースなライフスタイルを選び、誰とも競わないようになった時、私はどんどんスピード感が落ちて、自分のゆるいペースに戻りつつある。
ただ、火のエネルギーで鍛えてきた部分はあるので、幼稚園の頃ほどのとろさではないと思ってるのだが…
どんどん緩くなって、焦ったり急いだりしなくなっている。
こんな感じのアーユルヴェーディック・カウンセリングはこちら
それを元に魅せ方を考えるパーソナル演出
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