何かを続けられることはすごいこと
毎週水曜日21時から、YouTubeチャンネルで生配信している「おSENTOロックショウ」シーズン2。
この配信では、私が伝えている「インドの伝統医学・アーユルヴェーダ」の理論を用いて、ゲストの本質を分析し、今の状況や自分の能力の活かし方など、そして季節に合わせた心と体の健康の話をしている。
そして配信後に、noteでその振り返りをテキストでまとめているのだ。
今回のゲストは、Twitterの #四股踏み部 コモンである、畑中陽介さん。
体の使い方を教える柔道整復師であり、自らも空手を教え、肉体を鍛えることに余念がない、そんなコモンさんは配信当日が初めての職場への出勤日!
やる気に満ちているのか、やられているのか、どんな感じかとワクワクしながらお話しさせていただいた。
※この記事では、アーユルヴェーダの健康のあり方をベースにお話ししています。そのベースは動画の冒頭で10分程度で説明しているので、アーユルヴェーダをご存じない方は、ぜひ動画の最初を少しだけ見てからお読みください。
はっきりしていた水のエネルギー
コモンさんは、子どもの頃からがっちりしていて、体質や体型からは水のエネルギーらしさが目立っているなと感じていた。
ここ数年で17キロものダイエットをするまでは、がっしりしているというより、ぽっちゃりというぐらいの体型だったらしい。
しゃべり方や考え方にもゆっくり、じっくりとした水らしさが満ちており、やさしくおだやかな空気感を持っている。
そんなコモンさんは、質問すればするほど水のエネルギーが今だけではなく、本質的にも多めのタイプであろうということが感じられた。
悩みは「花粉症」その原因は…
そんなコモンさんの悩みは、ほぼ通年、何かしらの花粉アレルギーがあり、鼻水などに悩まされていること。
アーユルヴェーダ的に「花粉症」は、水のエネルギーの悪化が主に関わっていると考える。
水のエネルギーは、そもそも粘膜や粘液、気管支と関わりが深い。
水がどんどん増えてたまっていくことで、水が持つ「しっとり」「おだやか」「みずみずしい」などの特徴も過剰になって、いい意味ではなくなっていく。
花粉は、言うなればただのスイッチ。
溜まっている貯水槽の蛇口を開けるのが花粉。
その結果、鼻水や涙など粘膜から水があふれ出てくる。そんなイメージ。
また、「かゆみ」も水のエネルギー悪化から来るものだから、目のかゆみなども当然あらわれる。
そして単純な法則として、生まれた時に多めに持っているエネルギーは、増えやすい、悪化しやすい、というパターンがある。
つまり、水のエネルギーが多めの人は、水が悪化しやすいとも言えるわけだから、花粉症の症状は出やすい可能性はある。
だが、聞いていくうち、決定的ともいえるエピソードがあった。
あいすまんじゅう事件
皆さん、あいすまんじゅうをご存じだろうか?
丸永製菓さんの棒アイスである。
実は私は食べたことがないのだが、アイス選手権的な番組で高評価を得ているのに見たことがなかったので「何これ?」と、めちゃくちゃ記憶に残ったのだ。
(と言っても、まだ食べたことないんだけど)
コモンさん、20代の時にこのアイスにハマって、1年365日食べ続けたらしい。そして結果、20キロ増量。笑
甘い味覚は、水のエネルギーを増やす。
体重の増加を見ると、水のエネルギーも一緒に増加したはずで、これが花粉症になるためのベース作りになってしまった感じがする。
また、何より1年間同じものを食べ続ける、そんなことは水のエネルギーのある人だからできること。
これ!と思ったらやり続ける、良くも悪くも粘り強く、執着もする。
そういう、重くてねっとりしているのが水の特徴でもあるのだ。
それが、水の特徴。能力であり、悪化すれば悪い意味で表出してくるもの。
このあいすまんじゅう事件には、「おSENTOロックショウ」の質の良い視聴者の皆様も相当ビックリしていて、ものすごい反響を呼んだ。
結果、コモンさんのTwitterネームは現時点でこうなっている。笑(2020年9月20日)
隠れ火の部分もあり
コモンさんには、火の部分も見え隠れしている。
なんと、携帯を4つに割るぐらいの怒りを覚えたことがあるらしい!
たしかに、子どもの頃の自己主張の強さや食欲の旺盛さ、たくさんの量を食べられるもの消化力がそれなりに強いからで、隠れ火の要素も少しあるのだろう。
普段は水がメインで穏やかで心の変化が少ないコモンさんが、そこまで火を燃えたたせて怒りに満ち溢れた状態になるのは、なかなかのことだ。
怒らせたらスゴイのと、水の粘着質とで、一生許してもらえないぐらいの勢いになると思う。
こういうタイプは怒らせないように要注意。笑
水は増えるのも減るのも時間がかかる
という訳で、今はすこし水が過剰な状態と思われるコモンさん。
あいすまんじゅうで増えてしまった体重がだいぶ減ったので、水のエネルギーも調整されているだろうが、ここから水を増えないように、そして減らすアプローチもしていって欲しい。
おススメしたのは、生はちみつの摂取。
アーユルヴェーダでは、水のエネルギーには蜂蜜、と言うのは定番の処方。
非加熱のはちみつは、甘味をもつ食べ物でありながら、水のエネルギーを減らし脂肪を削り取る、なんなら風を増やしてしまうと言われるものなので、水の人の常備薬としてぜひ取り入れてもらいたいもの。
もう一つは、乾布摩擦。
絹の手袋で身体をこすり摩擦する方法はアーユルヴェーダでは「ガルシャナ」と呼ばれて、水のエネルギーが増えて重くねちゃねちゃするのを、乾かし燃やして減らすという手法。
アーユルヴェーダではオイルの塗布が基本だが、水の人はもともと水も油もたっぷりある。悪化しているときは過剰な状態なので、オイルを入れると余計に重くなってしまうことも多い。
つまりオイルではなく、乾燥や熱をあたえる方が過剰な水には良いという考え方だ。
さらに、「花粉症」には鼻にオイルを点鼻する「ナスヤ」が勧められる。
私もこのナスヤで、ほぼ症状が出なくなった。
鼻にオイルとは、なかなか勇気のいるセルフケアだが、このやり方を教えるのがめちゃくちゃ得意なので、興味のある人はぜひ申し出て欲しい。笑
こんな感じのアーユルヴェーディック・カウンセリング、そしてナスヤのやり方などはこちらから!
その人にあった魅せ方を考えるパーソナル演出もぜひ