自分の言葉を自分のために使う_最終回
Vol.6 私の言葉
私は書き言葉を仕事の手段としています。
そうでありながらも、「言葉」というのはどこか掴みどころのない
不思議な存在でした。
松本さんに出会い、「自分の言葉を自分のために使う」というお話を伺い、
「言葉」の力をもっと知りたいと思いました。
セッションを受け、そしてこうして松本さんの人生の一片を
言葉に記すという体験を通じて思うことは
もっと言葉を世に放とう
ということ。
人に語るのでもいい。文章として書き記すのでもいい。ひとり言でもいい。
言葉にすることではじめて解き放たれる想いがあり
出会える世界があるのだということ。
それが、私なりの「自分の言葉を自分のために使う」ということでした。
私は人の話を聴き、文章にすることが多いので
自分自身の言葉にあまり耳を傾けてきていませんでした。
セッションを受けることで、私は何が好きで何がやりたいのか。
それが浮かび上がってきました。
言葉にしたことで、それが叶うように
世界が動いてくれていると感じる瞬間にも幾度も出会いました。
今回の連載でご紹介した松本さんのような劇的な変化ではないにしても
まるでその人生をなぞり書きするような感覚があったことは確かです。
とても不思議な、そしてとても楽しい経験でした。
私たちは、毎日の生活のなかで「言葉」を当たり前に使っています。
最近、私は韓流ドラマにはまっていて、ドラマを教材に韓国語を学んでいます。
知らない言葉であるがゆえに、必然的に一語一語に非常に意識が向きます。
なぜこの言葉をこの場面で使うのか。
ドラマのセリフであるがゆえ、一つひとつの言葉に無駄もありません。
ストーリーを伝える言葉であったり、想いを吐露するものであったり
登場人物の性質を表現するものであったり。
そうした注意力が高くなっているからでしょうか、
日本語で話しているときに
無意識に発している言葉
口ぐせになっている言葉
がとても多いことに気づかされました。
今、実験しているのは、自分が発する言葉すべてに対して
外国語のように注意深く目を向けてみたら
見える景色はどのように変わるのかということ。
こうしたことも、松本さんとの出会いをきっかけとした
とても大切な気づきとなりました。
ここで、この連載はいったん筆を置くことになりますが
また松本さんのセッションを受けての気づきがあったときには
それを「私の言葉」に乗せて皆さまにお届けできましたら幸いです。
ご精読、まことにありがとうございました。
三本 夕子
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三本さん、このたびの連載、まことにありがとうございました!
自分の事をこうして客観視できる機会は、あるようでないものです。今ここに至った自分には、過去ある時、岐路となる自分がいたわけですが、その自分に何があった(可能性がある)のかを、答えはないまでも確認し、「あの時の選択はあれでよかったよ」と自分に投げかけてあげられる機会を人生の折々でもってあげられると、またここから選択を続けていく自分は、安心して進んでいけるのではないかと思うのです。
過去の自分への労いや承認は、今この瞬間の自分にはもちろんのこと、ここから出会っていく未来の自分にも、励みや力づけ、安心感となります。
と、これは「自分を知る」ということを通じて得られる価値のほんの一端。
三本さんには「書く」ということで私を客観視させていただきましたが、「自分を語る」ことを通じて自分と向き合う松本のセッションについて関心をお持ちいただけた方は、次、こちらの記事2本にお目通しいただき、松本へのアクセスはもちろんですが、さらに、自分のために何をしてあげたいか、そんなことを考えてあげられるきっかけとしてお役に立てますなら幸いに思います(^^)
次は、三本さんの連載の裏話(そこには松本のどんな思いや考えがあって、世界が何をどうくみとってくれたのだと松本が解釈しているのか)、みたいなことを松本自身で綴らせていただけたらと思っております。
このたびの連載に関心をお持ちいただけましたのでしたら、「世界(現実)が自らにてどう構築されているのか」をまた新たな角度(連載)でご一緒させていただき、その先に、自分、そして自分が織りなすこの世界にさらなる関心を高めていただける方が増えていただけますことを願い、このたびの連載「自分の言葉を自分のために使う」を終結させていただきます。
「スキ」を贈ってくださった皆様。フォローしてくださった皆様。三本さんと二人、大いに力をいただきました。
この場をお借りして、改めまして御礼申し上げます。
なお、このたびライターをおつとめくださった三本さんに繋がりたい!と思われた方がおいででしたら、松本へご連絡ください。
必ず、お繋ぎさせていただきます(*^▽^*)/
では、また次の連載でぜひともお会いできたら!ありがとうございました!
松本 真紀子