小粋な大人になるためのファッションレッスンvol.7
編集部のhanatsumetaです。今回はコロナ下で在宅ワークが増え、着る機会が少なくなってきた「スーツ」についてです。(写真提供・オンワード樫山の田中さん)
「リラックスも大切。ただ時には心を引き締める意味でスーツを選ぶのも大人のおしゃれでは」とオンワード樫山の田中義基さん。最近注目を浴びているのはポリエステル繊維を1%編み込んだウールのスーツ。たった1%で伸縮性が高まり、動きやすいと好評です。しわになりにくいのでシルエットが長持ちするといいます。
もっとおしゃれに着るにはやっぱりネクタイ。取材ではその歴史についても田中さんに教えてもらいました。ネクタイは17世紀、フランスの傭兵だったクロアチア人が戦地に赴く時、お守りとして首に巻いていた細長い布が起源。おしゃれだったルイ14世がそれを見て「クラバット」と名付けて広めたという歴史があるそうです。さらに一歩踏み込んだおしゃれをするならポケットチーフ。三つに折った山をポケットからチラリと見せるスリーピークスがポピュラーだそうです。
最後に田中さんは「歴史に思いをはせながらスーツやタイ、チーフを嗜(たしな)む大人。おしゃれですよね」と笑顔で締めてくれました。いつかは田中さんにそんな風に言われてみたいものです。(編集部hanatsumeta)