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ミニマリスト入門ガイド|序章

序章:ミニマリズムとの出会い


現代は、物や情報があふれる時代です。選択肢が多いことはありがたい反面、その中から何を選ぶべきか迷うことも少なくありません。

「より便利に、より楽に」とあれこれ手に入れてきた結果、ふと気づけば、
「忙しい」「部屋が片づかない」「何をしても満たされない」― そんな状態に陥っていませんか?

この悩みの根本には、必要以上に物を持ちすぎていること、そして本当に大切なものを見失っていることが関係しています。


2人の子供を出産後、物があふれて疲弊した日々

私自身、かつて「片づけても片づけても終わらない」という状態に悩んでいた時期がありました。2年のうちに二人の子供を立て続けに出産し、気づけば家の中は爆発的に増えた子供用品や生活必需品であふれかえっていました。

MAXにモノが多かった頃

「少しでも片づけたい」と思っても、目の前の子供たちの世話に追われ、まとまった時間が取れません。少し片づけを始めても、次の瞬間には子供が物を引っ張り出し、あっという間に部屋は元通り。そんな状況が毎日続き、片づけても無駄だという絶望感に襲われることもありました。

心はいつも閉塞感と疲労感でいっぱい。
「こんなに頑張っているのに、なぜ片づかないんだろう……」
「イライラで潰れてしまいそう……」
そんなふうに、途方に暮れる日々が続きました。


ミニマリズムとの出会いが変えた暮らし

そんな時、ふと出会ったのが「ミニマリズム」という考え方でした。
「必要最低限の物だけで暮らす」―その言葉は当時の私にとって、とても衝撃的でした。なぜなら、これまでの私は「片づけること」ばかりに集中していて、物を減らすことについてはほとんど考えたことがなかったからです。

それまでの私は、
「子供がいるから、物が多いのは仕方ない」
「いつか使うかもしれないから、取っておこう」
「手放すなんてもったいない」
と、なんとなく取り置く癖がありました。しかし、物が増えるほど管理に時間と労力がかかり、それが自分自身の余裕を奪っていたことに気づいたのです。

「物を減らせば、暮らしはシンプルになる」
「少ないほど、心に余裕が生まれる」

その言葉を信じて、少しずつ場所を区切って見直しては「減らす」ことを始めた時、驚くほど暮らしが変わっていくのを実感しました。部屋に物が少なくなると、片づけが驚くほど楽になり、心にも余白が生まれました。以前は子供の世話でイライラしていた私が、今では穏やかな気持ちで子供と向き合えるようになったのです。


「少ないほど豊かになる」―ミニマリズムの考え方

ミニマリズムとは、物や選択肢を最小限に絞り込むことで、生活をシンプルにし、心の豊かさを手に入れるライフスタイルです。

「物を減らす」と聞くと、何かを我慢したり、捨てることだけが強調されがちですが、それは本質ではありません。大切なのは、「自分にとって本当に必要なもの」だけを選び取ること。そして、物の数が減ることで生まれる余白が、心の平穏や自由な時間をもたらすのです。

このガイドでは、ミニマリズムの基本的な考え方から、具体的な物の減らし方、そしてシンプルな暮らしの実践方法までをお伝えします。無理なく取り入れ、自分らしい「ミニマルライフ」を手に入れる一歩を踏み出しましょう。

第1章へつづく

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