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今開かれた


本日はお仕事前にシロズク画工室で開催された「言語造形講座 第二回」に参加してきました。



第一回目に参加してとても良い体験ができたのでまたぜひ参加したくて。
そして稲尾先生を始め、シロズク画工室のeriさんや参加されていた皆さんにもまた会いたくて。



前回は「狂言」をテキストに言語造形とはどんなものかを体験しました。第二回目の今回は「詩」がテキストでした。
稲尾先生が厳選された4つの詩を体を使いながら朗読。

先月体調を崩してから未だに咳だけが出続けている私。ゴホゴホ言いながら朗読し、なんとも申し訳ない気持ちになりましたが、体を使いながら詩を朗読していると閉じていた自分が開かれていくのが実感できました。
前回の時もそのように感じましたが、今回は更に実感。


講座を終えお仕事へ向かったのですが、職場に着いた頃には浅かった呼吸が少し深くなっていて驚きました。
あぁ、開かれたんだなぁって改めて感じたのでした。
体ももちろんですが、声に出してみることで言葉一つ一つがストンストンと自分の中に落ちていく感覚にもなりました。


私的には稲尾先生ご自身が書かれた詩が特に印象深くて……
講座の感想を言う時にはサラッとしか言えなかったけれど、職場へ向かう途中にその詩のことを思い返し涙が溢れてしまいました。


「亀のこうらの夢を見て」 稲尾教彦作

  亀のこうらの夢を見る
  星にまぎれて空を飛び
  波にまぎれて海泳ぐ

  星空も 
  海も大地もなつかしく
  夢のようです おかあさま
 
  光の土地に生まれ来て
  夢のように生きました

  あの木もいつか枯れるでしょう
  それでもずっと夢を見ます 


稲尾先生が闘病されていた時に書かれた詩なのだそうです。
私は「夢のようです おかあさま」というところがもう胸にグッときてしまって。


私ね、両親のことがとても好きなのです。
それなのに10代後半にお家を飛び出して、20年ほど両親の元を離れてしまい、その時間を今取り戻しているところです。
両親と過ごす何の気ない日々が尊いのですが、だからといって日々大切に過ごせている訳でもないけれどこれにもいつか終わりがあると思うとどうしようもなく哀しくなります。


親に依存しているといえばそれまでなのですが、両親のいない私の人生が考えれないのです。できることならば両親とともに私も最期を迎えたい。
稲尾先生の詩を拝読してそんな想いが溢れ出てしまいました。


やっぱりもっと日々を大切に生きなければ、そう思いました。
私は、今月末で今のお仕事を退職します。先は決まっていません。
ただ、今何をやるべきなのかしっかり考えるときなのだと今日改めて感じました。両親との日々を大切に過ごすために。
それが私にとっての幸せでもあるのだと。


言語造形講座に二回参加してみて、少しずつですが色んなことが見えてきました。
プロアマ関係なく言葉を大切にしたい者たちにとっても、閉じている自分を開きたい者たちにとっても学びの多い講座です。


次回は11月。
その頃自分がどんな生活をしているのか全く予想はつかないけれど、また楽しく講座に参加している自分をイメージしておこう。


講座後にみなさんと食べたaeruさんのお弁当(ランチ)も美味しかったです。


稲尾先生、シロズク画工室のeriさん、参加された皆さん、ありがとうございました🍀



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#言語造形講座 #シュタイナー #シロズク画工室 #稲尾教彦 #詩のある暮らし

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菜穂☽︎‪︎.*·̩͙‬
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