米国投資銀行就活①(サマー内定まで)
ご無沙汰しております。
早いものでコロンビアビジネススクールでの生活も大きく区分けすると1/4が、また米国投資銀行就活(サマー内定)が終わりました。
近年稀に見る厳しい就活市場だったということでしたが、有難いことに内定を頂戴することができました。
Xにて標記の件に関してご関心があられる方が一定数いらっしゃったこともあり、簡単にはなりますがMBAの投資銀行就活プロセスを共有いたします。
もしもっと具体的にここを知りたい等あれば、個別にご連絡いただければ可能な限りサポート/アドバイスさせていただきます。
大学によってプロセスが大きく違いますので、投資銀行の就活サポートをしているクラブにアクセスすることが第一歩です。
コロンビアの場合は、Career Management Centerという大学のキャリアサポートがあるのですが、投資銀行就活をする場合はそちらのお世話になることはほぼなく(厳密にはプロセスに絡んでくることにはなるのですがノウハウ的な部分ではあまりない感じです)、Investment Banking Club(IBC)という学生主導のクラブに入ることになります。
私の場合は、投資銀行就活をそもそも入学時点でするつもりがなかったのですが、金銭面やバックグラウンド等を勘案した結果、渡米してから始めるという選択になりましたので、IBCの初回セッションに参加していなかったり、就活の発生する時間帯の授業を履修してしまっていたり、といった様々な問題がありました…
無事にクラブに早々に入った前提で以下は話します。
次のプロセスはレジュメ作成です。コロンビアの場合は就活ポータルに期限までにレジュメをアップすることが求められる(基本的には就活する人は全員)のですが、投資銀行就活をする人はそれとは異なるタイムライン(9月半ば頃)でIBCにレジュメを提出する必要がありました。(そこでOKが出たものをポータルにアップして学校からのrequirementはクリアする形になります)
私はIBCの締切の1日前に投資銀行就活を決意しまして、レジュメ(ビジネススクールのアプリケーションで使っていたもの)の更新はしていたので大丈夫だろうと思っていたのですが、細かく決められたフォーマットが存在していることを知らず、恐らく150人ほどいた中で私ともう1人だけが差し戻しを食らっていました笑
その翌週(9月末)からfirmwide presentationと呼ばれる会社説明会が始まります。これは昼休み(1回)、夜(最大2回)に行われるものになります。
この頃から投資銀行就活をしている人だけがスーツを着て来始めるので、誰が就活をしているのか丸分かりになります笑
私はこことの兼ね合いをキチンと考えた履修をできておらず、夜の授業を1つ履修してしまっていたため気を揉むことが多かったです。(例えば、最終プレゼンに出られなかったり等…)
これが終わると、(大体のファームで)コーヒーチャットが始まります(大体と書いた理由は、ファームによってはレジュメカットがある場合があり、その場合はコーヒーチャットの機会すらなく切られるパターンが残念ながらあるからです)。
名前からすると何それという感じですが、基本1on1での30分間の面接です。コロナの名残もあって、オンライン(たまに電話)のこともありますが、対面もありますのでスケジュール調整が大変になってきます。ごく僅かなファームはキャンパスでやってくれていたところもありますが、基本は個々に調整していく感じになります。
また、ここからバッサバッサと切られ始めます…苦笑
私の英語力は投資銀行就活をしている人の中で最底辺だったので、かなーり苦労しました。投資銀行での勤務経験があるのになぜMBA卒のAS1年目(入社してまた数か月)に面接(ほぼ雑談)されて落とされるのかという憤りを感じることも多々ありました(それがプロセスだから受け入れることしかできないんですけどね)。
日々のメールや進捗に一喜一憂しながら(圧倒的に憂していることの方が多かったです苦笑)、私の場合は約50回弱のコーヒーチャットを約1か月~1か月半ほどで行いました。
コーヒーチャットも終盤に差し掛かると、11月半ば~末頃からinvite-only eventというものが開催されます。コーヒーチャットで運良く切られなかったファームの中で、それ以降もプロセスを続けたいと思ってくれたところが学生を招待をしてくれる(なのでここで招待されずに切られることも大いにあります)もので、立食形式のものもあれば着席式のものもあります。
ここは基本的には切られる場ではないのですが、招待されたからと言って面接が確約されている訳では残念ながらないです。
以上が年内に行われるイベントで、12月中頃以降から年明けからの面接の招待が来始めます。
(invite-only以降に何もなかったにも関わらず切られたファームは数知れずでした苦笑)
そして、悶々としたクリスマスや年末年始を過ごした(面接招待~面接までに約50回ほどの模擬面接を2年生や同級生とやりました)後に、年明け早々から面接プロセスが始まります。
私は遅めのスタートで1/5から始まり1/12までありました。
学校のルールに則っているファームの場合、今年は1/12の夕方以降に内定の有無が分かる仕組みになっており、内定が出てそこのファームでOKということであればそこで就活は終了ということになります。
(もし他のファームとも未だ話してみたいということであれば少しの期間ホールドすることも可能です。)
残念ながら内定がゼロの場合は、2次募集(1次募集で辞退等があり枠が余っているファームやそもそも1次募集に参加していなかったファーム等)に応募することも可能です。
以上、簡単ですがプロセスの概要となります。次はサマーの後にでも②を投稿したいと思います。お役に立てば幸いです!
重ねてになりますが、もし個別具体的に何かあれば、XのコメントもしくはDM、またはこちらにコメントいただければ可能な限りサポート/アドバイスいたします!
心身ともに大変なプロセスですが、これから投資銀行就活をされる方を心から応援しています! では!