本屋でフェアをやってみた 4
フェアの切り口を考える
やり取りをした中で、並べ方を少しばかりイメージしていましたが明確に思い浮かばず…そのため、それぞれの本について「テーマ」を設定しざっくりと考えていくことに。
その中で、おぼろげにテーマが3つ浮かんで来ました。
「本屋」を旅する
本屋の「人」を旅する
本屋の「システム」を旅する
まず『「本屋」を旅する』。こちらはこの3つの中で一番広いテーマです。ブックショップガイドやパイインターナショナル、エクスナレッジの大型本、2・3のテーマに当てはまらないものが該当します。後はミネルヴァ書房の本屋に関する大型本のシリーズもここです。
次に『本屋の「人」を旅する』。こちらは店主など「人」にフォーカスを当てているものをメインとしています。書名で言えば『本屋、はじめました』(苦楽堂・筑摩書房)や『五十嵐日記』(笠間書院)などがここに該当します。ただ、この分類もきちんとしたものではなく、他の要素に被ったりしています。
最後の『本屋の「システム」を旅する』は、本屋のシステムや本屋を取り巻くシステム(出版流通など)についての本となります。「本屋本」をテーマにしておきながら流通の本を扱いますが、本屋だけでは片手落ちだと思ったのでテーマに入れました。該当する本は『真っ直ぐに本を売る』(苦楽堂)や『これからの本屋読本』(NHK出版)、『スリップの技法』(苦楽堂)など。やや問題提起のある本はこちらです。
この分類をそれぞれの本に適用して再度送信しました。
一度現地を見てみる
ずっとメールでのやり取りばかりするのもあまり良くないと思ったので、時間を作ってららぽーと横浜店へ伺いました。何度も訪れてはいるのですが、再度、店にいる人(グループなのか、個人なのか。年齢層など)や棚を一通り確認し、帰りました(ついでに数冊本を購入。個人的に欲しかったPythonの100本ノックがあったので…)
選書調整
テーマを分けた旨メール送信後、返信が来ました。以下のような内容でした。
こちらとしては、それぞれ以下のような内容を返送しました。
このような形で送って、再度返信を確認。
選書について以下のような返答がありました。
これはもちろん並べてほしかったですし、この2冊は気づいていませんでした。『酔人・田辺茂一伝』はやや本屋本路線ではないですが、紀伊國屋書店の創業者ですし、並べてもらえる方が個人的には嬉しいかなと思いました。
この後、プロフィールと企画リード文を送って、後はフェア当日を迎えるだけ(?)です。POPについては自分があまりにもこの手のものについて壊滅的なのでなしにしていただきました。
次回以降はフェア当日などの話です。
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