初出社とりかわ

転職先の初出社の日。

朝からスーツを着るとき、初出社くらいはきっちりした白シャツ＋スリーピースがいいか、それともブルーのシャツで社会人こなれ感を出していこうか、思春期のデート前くらい小一時間悩み、結局ブルーのシャツの方にした。どうせ徐々にボロがでてくるのだ。第一印象でできるやつと思われると怖い。

初日くらいノーミスでいきたかったが、今日の私のダメエピソードを紹介しよう。新しい社員証を渡されて、これ絶対になくしちゃダメなやつやけんね、わかりました肌身離さず持ってますね！というやり取りをした10分後に社員証をなくしてしまった。

結局鞄の奥に無意識にしまい込んでいたのだけど、一瞬で私のダメさがバレてしまったかもしれない。やはりスリーピースを着なくてよかった。朝の自分を褒めてあげたい。

基本的なオリエンテーションを受けたり、直属の上司と各部署をまわってｵﾅｼｬｽ…ｵﾅｼｬｽ…と2万回くらい挨拶をしたあたりで定時。初日だからよくわからないが、なんとなく気さくな人の多そうな職場で安心した。

仕事終わり、緊張感から解放されて軽く打ち上げでもするかという気分だったので一杯だけ飲むことにした。

竹乃屋 博多の居酒屋 – 創業昭和51年。博多ぐるぐるとりかわをはじめ、炭火の焼き鳥、博多グルメ、旬の食材を使った創作料理などをリーズナブルにご提供いたします。

ここのピラミッドみたいに積まれた鶏皮の看板の前を通りがかるたびにずーっと気になっていたのだ。

ぐるぐるとりかわ

焼鳥の鶏皮というとブニブニしたものというイメージだったが、竹乃屋の鶏皮は噛むと表面がパリパリとしている。中の部分はやはりブニブニなんだけど、でも噛み切れるくらいのレベルのブニブニなのだ。ちょいブニ。

あとタレも甘いのをべとーっと塗っている感じでなく、タレと塩の中間みたいな感じでさっぱりとしている。いい意味で脂も少なく、あっさりして食べやすい。一言でまとめるとすげえうまい。鶏皮ってあんまり好きな方ではなかったのだけど、ここの鶏皮は好きだなと思った。ちょっと見直したよ、とりかわ。

竹乃屋。福岡にたくさん店舗あるし、持ち帰りもできるのでお土産なんかにもいいかも。「竹乃屋は鶏皮だけで5本いける」を私の福岡辞書に刻んだ。