台湾へ 希望市場、火鍋
滞在2日目の朝。ホテルの朝食には目もくれず、東門の朝市へ。昨日の四知堂のオーナーが朝ごはんは僕はいつもここ、と教えてくれたのです。
おっと、その前に龍山寺に途中下車してみようかな。行ってびっくり、まだ朝9時前なのにこの人、人、人! お花お線香はわかるけど、カットフルーツの露天も出てるのが台湾ぽい。
何かや誰かを祈る場所が身近にあるのは日本も同じで親近感を味わいながらも、地元の皆さんの熱い祈りパワーは圧倒的。お邪魔してます感がすごくて、早々にまたMRT(地下鉄)へ戻る。
ところがこの寄り道がその後の流れを変えたのか(←単なる方向音痴(笑)、MRT東門駅に着いてあたりをウロウロするも全く朝市の影もかたちもみあたりません。駅の外に出たら分かりやすく朝市が広がってると思い込んでいたのですが・・・歩いている人が少ないのも気になる・・・
あれ? 目の前に鼎泰豊がある。(本店)
どうやら行くべき方向の逆を行ったみたいで、左に行くべきを右へ、上に行くべきを下へ。でも暑くてお腹は空くし喉は乾くし、エーイと入ったのは近くの高記(カオチー)。並んでなかったので即決です。はあ、午前中からビールなんて幸せ! 出来立ての小籠包欲(鼎泰豊に引きずられました)も満たせたし、まあいいか。
さてその後向かったのは、古い問屋街、油化街。昨日も寄ったけど、カラスミやドライマンゴー、お茶を買うならやっぱりここだなと再訪。もう電車ではなくタクシーを使うことにします。(確実に到着できます笑)しかもちょっとした距離、2キロくらいまでなら80〜100元(240〜300円)くらいで行けちゃうんです! 台湾タクシー、安くて本当に便利。あえて気をつけるとしたら、綺麗なクルマを選ぶことでしょうか。携帯で漢字を見せればそこまで連れて行ってくれます。
油化街で一通り買い物を済ませ、さてあとはどこに行こうか。そうだ、松山の方に誠品書店があったっけ。それぞれ店舗ごとにテナントや品揃えにも特徴があるそうでふむふむ。南東に数キロ移動で到着。
この建物、すごいですよね。
その一角にある本屋さん、夢みたいに可愛い! 雨宿りがてらコーヒーで一息。本屋さんに居ながら本が読めない(中国語だから)という体験は初めてでちょっと面白かったです。
さらに、そういえば朝も夜も市場に行けてない! と向かったのが希望廣場(台北希望広場農民市集)。ここは週末開催される、台湾のオーガニック農家さんや食品店が集まる市場で、何はともあれスコールの中、屋根があるのは有難い。
野菜、コーヒー、紅茶、ドライフルーツにフレッシュフルーツ、漢方の素みたいな植物、動物、スパイス、蜂蜜etc。
市場には(もちろん)屋台も併設。牛すじのスープをいただきました。メニューにあるものか、写真を指差すしかできないので食べたいものそのものとは限らないのですが、何を食べても程よく薬膳で、実に優しく美味しいんですよね〜。しかも20元とか100元とかで! ゆたかってこういうこと、としみじみ。
ようやくスコールが上がり、またタクシーで移動。台北101という、すごく高くて有名な建物はショッピングモールにもなっていて、ちょっと行ってみました。わかる人にはわかると思うのですが、移動の順番がめちゃくちゃです笑。我ながら思いつき感とタクシー安くていいじゃん感がマックス。
夜はパートナーと一緒に仕事関係の人と、人気の火鍋に行くのでそろそろ戻る時間が気になってきたところ。ホテル近くの新北市、味麻辣鴛鴦火鍋店で合流。
ここ、地元の人で常に満席、本当に美味しかった! 高校球児風情の男子たちが集っていたり、美味しくて安くて重宝されてる人気店だというのが伝わってきます。ひとりの探検もすごく好きですが、メニューをたくさん頼めておしゃべりしながらの鍋。久しぶりに大人数で食べたごはんは美味しかった!!!
台湾の夜といえば夜市の盛り上がり、占いとか買い食いとかもしたかったのですが今回はお預け。朝市と一緒にリベンジしなくちゃですね。
台湾で出会ったウイスキー、KAVALAN。台中宜蘭にある新鋭の、と言うとおこがましいですが、宣蘭県員山(ぎらんけんいんざん)の雪山山脈のゆたかな水と、亜熱帯ならではの早期熟成が特徴で、マンゴーのような芳醇さを持つ実にふくよかなウイスキーです。2006年設立、2010年にはウイスキーブラインドテイスティング大会で優勝、その後も賞をとり続ける世界的に超注目の台湾ウイスキー蒸留所。次回の訪台ではぜひ蒸留所にも行ってみたい。うちのKAVALANS。
色々と食べて歩いて探して迷った台湾。あちこちに美味しい料理、優しい人、懐かしい景色、時代を経た建物、何よりのんびりした空気がご馳走で、宝探しのような旅でした。また行きたいな。また会いたいな。あの土地に。
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