行動分析学を学ぶ ―私の贅沢
中学校を不登校で通し通信制高校を卒業した私の娘は、今も自分の生きる道を模索している真っ最中だ。見ていて不安にならないと言えば嘘になるが、娘が生きていることそのものが希望なのも本当だ。
この娘の上に3人、つまり私には4人の子がいる。子どもを4人産み育てることが、私が人として自立するために必要だったのだとありがたく思っている。
娘の不登校をきっかけに、とあるサークルで行動分析学を学び始めて足掛け9年になる。娘の言動に「なぜ今、この子はこう言うんだろう」「この子が今求めていることはなんだろう」と立ち止まり考え、たじろがずに済んだのは間違いなくこの学びのお陰だ。
とはいえ、聴いた端からスルスルと頭に入るほど生易しくはないのが行動分析学で、去年までは講義を聴いても脳みそのザルを先生の言葉がザーザーとすり抜けていく感覚だった。
今年は心機一転、一から学び直すつもり。
子ども時代のやらされる勉強は楽しくなかったけど、大人になって自分が学びたくて学ぶのは楽しい。
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