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みんな誰かの赤ちゃんだった。人生はマラソンだ。

電車に乗っていると色々な人がいると感じる。
学生さん、サラリーマン、お年寄り…。

みんな疲れた顔をしている。
だいたいの人はうつむいてスマホを見ている。
寝ている人もいる。
嬉しそうにはしゃいでいる学生もいる。

ふと「この人たちもみんな昔は赤ちゃんだったんだよな」と思った。

自覚としては、生まれたくて生まれたわけではない。
色々な事情はあると思うが、大半は親の方が子どもを欲しがった為に生まれて来た人が多いはずだ。

気がついたら生まれていたこの世界で、この世の中のルールを学び、皆必死に生きている。

寿命は自分で決める事ができず、寿命が尽きるまで頑張らなければならない。
しかも時間は無限ではなく、制限がある。
ゴール不明のマラソンのようだ。

そりゃあ疲れる時もあるよね。
人生の意味を見出せない事もあるよね。

多分、生きていることにあまり意味はないんだと思う。
生きているうちに「この人が死ぬまでは死ねない!」などと意味を見つける事はあるかもしれない。

そんな人生頑張っているマラソンランナーな人たちが同じ時代、同じ国、同じ場所に居合わせていると思うと、なんだか面白く感じてくる。

いかつい顔のおじさんも、イヤホンで音楽を聴きながら鼻をほじって食べているちょっと怖そうなお兄さんも昔は誰かに可愛がられた赤ちゃんだったんだ、と思うと微笑ましくなった。

電車の中で疲れたオジサンの顔を見て急に「人生とは」とひらめき、noteのネタになるなぁ、なんて書いているアラフォーオバサンも昔は赤ちゃんだったわけで、人生それなりに頑張っているのだ。

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