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私と金八先生

実家でテレビの過去の録画番組リストを眺めていたら「3年B組金八先生」の第2シリーズが保存されていた。保存されていたも何もせっせと録画したのは私なのだが。私は青春時代の殆どの間金八先生に夢中になり、しょっちゅう観ていたので家族に大変嫌がられたという苦い過去があるのだが、今でも金八先生は1番好きなドラマだ。

その第2シリーズの最初の話が「心を病む子供達」というタイトルで、金八先生が桜中学校に赴任する以前の教え子からSOSがあり、その子が入院している思春期心身症の専門病院まで会いに行くというストーリーだ。

心の病というのは今では一般的であるが、当時(1980年)はあまり浸透していなかったのではないだろうか。金八先生ではどのシリーズでも社会問題をいち早く題材に取り入れていたように思う。

昔は金八先生の周りは問題だらけで大変だなーと思っていたが、現実はもっと大変だと思う今日この頃だ。みんな言わないだけで色々と悩みや問題を抱えて生きている。

それにしても普通に生きていくってなんて難しいんだろう。学校を卒業して、就職して、結婚して、家を建てて、子供を育てて、、という道を多くの人は通っていくのだろうが、私は自分一人なんとかするのに精一杯である。今やなんとかできなそうにすらなっている。

金八先生は数々の問題に全身全霊で取り組み、時にはボロボロになりながら教師生活を全うし多くの教え子に見送られ定年退職していった。金八先生の産みの親である小山内先生も亡くなってしまった今、もう二度と金八先生は現れないだろう。もし現代に金八先生が放送されるなら、どんな問題が取り上げられるのだろうか。

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